ラテ飼育格闘日記(363)

ラテがペットショップから戻りまだまだ興奮冷めやらぬ中、動物病院へ連れて行った。嫌なことはまとめてやってしまおうという訳ではなかったが、混合ワクチン接種の時期だったものの今年は引越が入ったために少し遅れてしまったのだ。またアトピーの薬も切れたので一緒に受け取りに行ったが新しい住居からこれまでの動物病院までは道路を真っ直ぐ進めばよいので楽だが、さてラテは素直に従うかが心配だった。


新居から動物病院までの道をラテと歩くのは初めてである。事前に予約をしておいたので遅れてはまずいし逆に早く着きすぎても待たなければならないという少々調整が難しい状況だったが、20分も歩けば到着すると見当をつけて歩き出した。
道のりは幹線道路を真っ直ぐなのでわかりやすいが、反面これまでのように河川沿いを通ったりという景色に変化がないので面白味は少ない。だからだろうか、ラテもあまり臭いを嗅いで時間を費やすといった行為はやらなかったので15分ほどで病院に着いてしまった。

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※いつもの動物病院の待合室で余裕の笑顔を見せる


ラテにとっては先般のペットショップでの苦い経験・体験の記憶がまだまだ覚めやらぬときに今度は動物病院へ連れ込まれるわけでストレス増大かも知れないがこればかりは勘弁して貰う他はない…。ただしラテにしても初めての道のりなので、オトーサンがどこに向かうのかは分からなかったに違いない。したがってリードも引かずに歩き、病院前に付いてから少々慌てた様子が可愛かった(笑)。
待合室でのラテは相変わらず隙あらばドアを開けて逃げ出したいという素振りを見せるものの反面一時よりは経験を積んだからか、余裕も見せ少々落ち着かないものの笑顔も見せている。

そういえば、新居の近所に動物病院があったのである!なにしろここならいざという時にラテを抱いて運べるほどの近距離なのだ。

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※マンションのエントランスから50メートルほどのところに動物病院があった!


オトーサンたちは車を運転しないので天候はともかくラテも年齢を重ねるし、怪我や病気で自力では歩けない場合もあるかも知れないと心配していたのだ。したがって大型犬も運べるワンコ用のカートを買っておこうかと女房と相談していたところだった。
しかし問題は動物病院といえどもどこでも良いというわけでもない。命に関わるやりとりをしなければならないわけでやはり評判というか、利用した方の率直な感想などをお聞きしたいと考えていたが、物事はそう簡単には運ばない...。

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※早朝の散歩に出た際、狭いフェンスで囲まれている場所があったのでリードを付けたまま離してオトーサンと駆けっこして遊ぶ。いつまでも元気でいてほしい...


いや、この地に来て早7年の間ずっとお世話になった動物病院やその先生方に不満があるわけではない。無論他の動物病院に足を運んだ経験がないので比較はできないが、飼い主さん同士の会話などから動物病院もピンキリがあることを聞いていたものの、これまで親切に親身になってラテを診ていただいたことは確かなのだ。そして料金も他の病院より高いということもないようだし、何でも薬を出して稼ごうとするような態度は見せない病院なので安心していたわけだが、何しろ病院はトラブルがあるからこそ必要な施設であり、極近くに良い動物病院があるなら利用しない手はないではないか…。

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※起伏が激しい地域でもあり、こうした場所も多いので散歩も大変なのだ


そんなことが頭の片隅にあったとき、ラテと旧来の広い公園に行った際にお会いしたお馴染みの飼い主さんに良い情報を聞かせていただいた。
オトーサンが散歩をしながら引っ越し先の状況を簡単にお話ししていると、友達ワンコの飼い主さんは「その辺に○○動物病院があると思うけど、何度かその病院なら行ったことがある...」とおっしゃるではないか。
オトーサンはこれ幸いと「その病院の評判はいかがなんですか?」とお聞きしてみた。

「○○ちゃんも通ったことがあると言ってたけど、親切でよい病院ですよ」というお話し!
勿論どこの病院も良いところもあれば気にくわないところもあるのだろうが、身近の方からの実体験や感想が聞けるとは思わなかっただけにオトーサンは我が意を得たりと何だか気が楽になった感じがして次の機会にラテを連れて行こうかと考えているところである。
どうなるか…どうするかはまだ決めてはいないが、オトーサンたちにとっては大変楽なのだが、心配なのはラテの気持ちだ…。
何故なら数十メートル歩けば動物病院、そして反対にこれまた百メートルも歩かないうちにペットホテル兼美容室があるわけで、娘にとってはどちらに向かっても嫌な場所を通ることになるからだ(嗚呼)。



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Author:mactechlab
主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。2017年6月3日、時代小説「首巻き春貞 - 小石川養生所始末」を上梓(電子出版)。続けて2017年7月1日「小説・未来を垣間見た男 スティーブ・ジョブズ」を電子書籍で公開。また直近では「木挽町お鶴捕物控え」を発表している。
2018年春から3Dプリンターを複数台活用中であり2021年からはレーザー加工機にも目を向けている。ゆうMUG会員