ラテ飼育格闘日記(40)
昔、近所のワンコの飼い主が犬に口移しで食べさせるところを見て「いやだねぇ、気が知れない!」と言っていた母が、猫を飼いだした途端に自分も同じ事をやっていたことをしばし思い出す(笑)。
犬猫が嫌いな人にとって、口移しで食べ物をあげるなど想像もつかないことだろうが、ワンコは大変喜ぶ...。もともと子犬の一時期、母犬の吐き戻しを餌とすることがあるからだそうで、ワンコにとっては自然なことのようだ。
しかしワンコの現実は散歩の途中でミミズを口にしたり、断末魔の蝉にちょっかいを出したり、そしてマーキングの臭いを嗅いだり舐めたりと、我々の感覚すれば大変バッチイことばかりしている。家の中だってハエを追いかけたり、オシッコの後で自分のお尻を舐めたりするわけで、その直後にチューを迫られても正直躊躇する...(笑)。
しかし他人のワンコはともかく、愛犬は可愛い。理窟抜きで可愛い...。だからキラキラした目つきでチューを迫られれば悪い気はしない。
ワンコ自体は強力な殺菌作用を持つ唾液と消化システムを持っているから大抵のものを食べてもお腹を壊すようなことはないという。もともとワンコは死肉を食す生き物だったわけなのだからその点は丈夫なはずだ...。

※散歩の途中の河川敷で鴨を猫が狙っている姿をラテが発見(笑)
さてラテのチューだが、前にも書いたように残念ながらその行動は「愛してる」というサインばかりではないらしい。一番多いのはその場の雰囲気を和らげるというか、ちょっとしたご機嫌取りのつもりの行動だ。
例えばオトーサンが床に腹ばいになって雑誌でも見ているとするとラテはその雑誌を囓ろうと近づいてくる。オトーサンは「ダメ!」と強く拒否。そんなときラテは横を通過する際に「チョロッ」とオトーサンの口を舐めていく...。
あと、抱っこしてやったとき、ご機嫌だと「サンキュー」のつもりなのか、同様に「ペロッ」とやる。さらに雨の散歩から戻ったとき、丁寧に身体を拭かなければならないが、その途中でさも嬉しいといった感じでオトーサンの口元を舐めてくれる。
こうしたシンプルなチュー(笑)とは別にこれまでもご紹介したが濃厚なディープキスをしてくれるときがある。しかし面白いのはチューひとつでもオトーサンと女房に対してはかなりその対応が違うのだ。

※本来は入室禁止のオトーサンの仕事部屋に乱入し椅子を占拠して喜ぶラテ
オトーサンに対してラテは舌を使ったテクニックで攻めてくる(笑)。口元だけでなく耳や顔中なめ回す時もたまたま口の中に舌を入れてくるディープキスの時も、それは舌だけであり口を開けたり、歯を立てたり、甘噛みすることはない。しかし一見同じような行動に見えても、それが女房に対してとなると大きく違うのである。
まずは頻度が違う...。女房に対しては実に多々後ろ足で立ち上がり、身体を預けながら口元を舐めるだけでなく甘噛みする。勿論本当に噛んだりはしないものの、ラテの歯は鋭いから唇に当たっただけでも痛い...。だから女房は喜びながらもたじたじである(笑)。
それにオトーサンが女房を指さして「ママにチューしろ」と言うとラテは飛びついていく。その姿は大げさでなくオトーサンにとっては感動モノのシーンなのだが、どうもラテは女房と公園で会う仲間のワンコと同一視しているようにも思えて面白い(笑)。やはり自分に甘い女房に対しては遊び感覚なのだろうか。しかし正直そうした姿を見ていると羨ましいと思う...(笑)。

※女房に執拗なチュー攻撃をかけるラテ
女房とペロペロしているラテに「オトーサンにもチューしろ」といってもラテはまず素直にしてくれない。やはり怖い存在なのかも知れない。一端こちらに近づいても身体をねじって戻ってしまうし、たまたま口元に鼻面を近づけたとしてもほんの「チロッ」と挨拶程度である。
そんなラテの姿を見ていると、今更ではあるが猫に対峙していた亡き母の姿を思い出す。ふと戌年でワンコが大好きだった母にラテを見せてあげたかったという気持ちが起こったが、無理な相談である(笑)。しかしもし千の風になった母がラテと向き合ったらきっと「いやだねぇ...犬と口移しなど...」と言いながらも可愛がってくれるに違いない...。
なぜか寝付けない夜半、爆睡している女房の寝顔を眺めながらそんなことを考えているオトーサンであった(笑)。
犬猫が嫌いな人にとって、口移しで食べ物をあげるなど想像もつかないことだろうが、ワンコは大変喜ぶ...。もともと子犬の一時期、母犬の吐き戻しを餌とすることがあるからだそうで、ワンコにとっては自然なことのようだ。
しかしワンコの現実は散歩の途中でミミズを口にしたり、断末魔の蝉にちょっかいを出したり、そしてマーキングの臭いを嗅いだり舐めたりと、我々の感覚すれば大変バッチイことばかりしている。家の中だってハエを追いかけたり、オシッコの後で自分のお尻を舐めたりするわけで、その直後にチューを迫られても正直躊躇する...(笑)。
しかし他人のワンコはともかく、愛犬は可愛い。理窟抜きで可愛い...。だからキラキラした目つきでチューを迫られれば悪い気はしない。
ワンコ自体は強力な殺菌作用を持つ唾液と消化システムを持っているから大抵のものを食べてもお腹を壊すようなことはないという。もともとワンコは死肉を食す生き物だったわけなのだからその点は丈夫なはずだ...。

※散歩の途中の河川敷で鴨を猫が狙っている姿をラテが発見(笑)
さてラテのチューだが、前にも書いたように残念ながらその行動は「愛してる」というサインばかりではないらしい。一番多いのはその場の雰囲気を和らげるというか、ちょっとしたご機嫌取りのつもりの行動だ。
例えばオトーサンが床に腹ばいになって雑誌でも見ているとするとラテはその雑誌を囓ろうと近づいてくる。オトーサンは「ダメ!」と強く拒否。そんなときラテは横を通過する際に「チョロッ」とオトーサンの口を舐めていく...。
あと、抱っこしてやったとき、ご機嫌だと「サンキュー」のつもりなのか、同様に「ペロッ」とやる。さらに雨の散歩から戻ったとき、丁寧に身体を拭かなければならないが、その途中でさも嬉しいといった感じでオトーサンの口元を舐めてくれる。
こうしたシンプルなチュー(笑)とは別にこれまでもご紹介したが濃厚なディープキスをしてくれるときがある。しかし面白いのはチューひとつでもオトーサンと女房に対してはかなりその対応が違うのだ。

※本来は入室禁止のオトーサンの仕事部屋に乱入し椅子を占拠して喜ぶラテ
オトーサンに対してラテは舌を使ったテクニックで攻めてくる(笑)。口元だけでなく耳や顔中なめ回す時もたまたま口の中に舌を入れてくるディープキスの時も、それは舌だけであり口を開けたり、歯を立てたり、甘噛みすることはない。しかし一見同じような行動に見えても、それが女房に対してとなると大きく違うのである。
まずは頻度が違う...。女房に対しては実に多々後ろ足で立ち上がり、身体を預けながら口元を舐めるだけでなく甘噛みする。勿論本当に噛んだりはしないものの、ラテの歯は鋭いから唇に当たっただけでも痛い...。だから女房は喜びながらもたじたじである(笑)。
それにオトーサンが女房を指さして「ママにチューしろ」と言うとラテは飛びついていく。その姿は大げさでなくオトーサンにとっては感動モノのシーンなのだが、どうもラテは女房と公園で会う仲間のワンコと同一視しているようにも思えて面白い(笑)。やはり自分に甘い女房に対しては遊び感覚なのだろうか。しかし正直そうした姿を見ていると羨ましいと思う...(笑)。

※女房に執拗なチュー攻撃をかけるラテ
女房とペロペロしているラテに「オトーサンにもチューしろ」といってもラテはまず素直にしてくれない。やはり怖い存在なのかも知れない。一端こちらに近づいても身体をねじって戻ってしまうし、たまたま口元に鼻面を近づけたとしてもほんの「チロッ」と挨拶程度である。
そんなラテの姿を見ていると、今更ではあるが猫に対峙していた亡き母の姿を思い出す。ふと戌年でワンコが大好きだった母にラテを見せてあげたかったという気持ちが起こったが、無理な相談である(笑)。しかしもし千の風になった母がラテと向き合ったらきっと「いやだねぇ...犬と口移しなど...」と言いながらも可愛がってくれるに違いない...。
なぜか寝付けない夜半、爆睡している女房の寝顔を眺めながらそんなことを考えているオトーサンであった(笑)。