ラテ飼育格闘日記(186)

4歳になったラテはお陰様で元気である。この蒸し暑さにいささかバテ気味のようで散歩の途中にベンチを見つけると飛び乗って一休みするし、公園でもあまり動こうとしない。なによりも食事を残したりする季節になった。そして相変わらず子供たちには愛想が良いが、仲間のワンコにもたまたまにしろ「ガウッ」とやったりするのでオトーサンは心配が絶えない。

 

無論常にそうした攻撃性を見せるわけではない。ただしラテが怒りを見せる理由は相手のワンコにもよるものの明らかに3つある。
まずひとつは「オヤツがらみ」の場合。2つ目が「オモチャがらみ」の場合。そして3つ目が「人間がらみの嫉妬」である...。
オヤツとオモチャに関係しこれまでにも小さなトラブルは多々あったのでそれらに関するラテの態度はかなり予測が可能だと思っている。したがってオトーサンが他のワンコにオヤツをあげるときには大概ラテのリードを短くし、手近に止めてから実行するようにしている。
また他の飼い主さんがその場にいるラテを含む数匹のワンコにオヤツをくれる場合も他のワンコたちとの距離を保つようにオトーサンはラテのリードを引いている。隣にいるワンコによっては取り合いになり喧嘩となる可能性もあるからだ。

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※アジサイが群れる遊歩道をラテと散歩


そして同時に他のワンコが近くにいる場合にはラテとボールなどで遊ばないようにしているし他のワンコがボールやフリスビーなどで遊んでいるとき、それになるべく近づかないように注意をすればオモチャにまつわる取り合いなどが防げるわけだから比較的簡単だ。
簡単でないのが最後の「嫉妬」が絡む場合である。
一口に嫉妬と言ってはみたが、ラテの場合は些か複雑なバリエーションもあるようだし、なによりも心の動きそのものなので「いつ」「どんな時」に嫉妬の衝動が起きるのかが明白でないのが難しい。また周りのワンコたちを観察する限り、どうもラテほど嫉妬深いワンコはいないようにも思えるのだが...。

ラテは自分を可愛がってくださる方の足下ににじり寄ったり、その膝に前足を乗せてチューを迫ったりとお気に入りの方だと積極的である。面白いのはオヤツをいただける人が好き...といった単純な好みではないことだ。それは子供から大人、女性でも男性でも初対面の人には警戒心を強く持ち、吠えたり唸ったりするラテが好きな人にはメロメロなのが面白い。
やはりラテが自身から近づいていく方はワンコにとっても、そして人間世界においても何らかのオーラーに満ちあふれた魅力のある人たちに違いないとオトーサンは密かに思っている。
しかしラテが好きであればそれだけその人に近寄ってくる他のワンコに対しては許せないらしく攻撃を仕掛けるのである。だからラテを撫でてくれていても他のワンコが近づいてきた場合はリードを引き、一端ラテを離して大きく動けないようにしなければならない。

困るのはワンコが近づく人がそのワンコの飼い主の場合だ(笑)。これはワンコが飼い主に近寄るのは当然のことだが、ラテは飼い主さんとそのワンコとの関係など意に介さない。とにかくその瞬間自分が可愛がってくれている人は独占したいと思うのか、その人の飼い犬に威嚇をするのだから困る...。これでは逆ギレである(笑)。
ただしどんなワンコに対しても逆ギレするわけではないのが判断を難しくする。ラテが一目置いているワンコは数少ないが存在し、それらのワンコにはラテも大人しいし一本のペットボトルの飲み口から一緒に仲良く水を飲むこともできる。

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※ハリーちゃんやボーちゃんとは仲が良くペットボトルの水も一緒に飲む(上)。下の写真ではラテのマズルは完全にボーちゃんの歯の中にあるが、決して噛んでいるわけではなくお互いこうした激しい遊びの中で信頼関係を築いていくようだ


「嫉妬」を辞書で引いてみると「自分が愛している人や心を引かれる人の愛情が他の人に向けられることを恨み憎むこと。また、その気持ち。やきもち。悋気りんき
」などとある...。したがって食べ物とかオモチャといった具体的な対象の取り合いは理解しやすいが、人間に対する好き嫌いの感情をこれだけ端的に表すワンコもオトーサンの周りにはほとんど見ないように思うほどラテは好きな人間に対してストレートに感情をあらわにする。
ラテは可愛がってくださる人の足下にうずくまり、お腹を出し、折りあれば抱きつき口元や顔を舐めにいく。そうした時に割り込んでくるワンコは皆敵だと言わんばかりなのだから困ってしまう...。

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※気温が高くなる季節にはベンチを見つけると頻繁にご休憩モードに入るラテなのだ(笑)


実はこの嫉妬に関して一番の火種は女房なのだ。
いくら嫉妬深いラテだとしても見境無く威嚇したりはしない。例えば昔から気を許しているワンコ仲間に対しては時に「ガウ!」とポーズはするものの実際に歯を当てにいったりすることはまずない。しかしこれまでの記憶の中でそうしたワンコ仲間にさえ歯をむいた例が2回ほどあったがその場には必ず女房の存在があったのである。
物言わないラテだからして確証はないが、女房はラテにとって特別の存在のようだ。それは日常食事の世話から散歩、そして体の拭き掃除やらのほとんどをこなしているオトーサンにとっては些か寂しいことだが、そのオトーサンに感謝の念は薄いように思える(笑)。確かにラテにとってオトーサンは存在不可欠なリーダーとして認知されてはいるのたろうが総じて怖い存在であり100%リラックスできる人間ではないようだ...。
対して女房にはベタベタである。
たまたま女房が仕事で遅くなったときなどラテを連れて駅まで迎えにいくが、10数メートル先に女房のシルエットが見えると駆け出し、「ウォーン」と声を発しながらピョンピョンと跳ね回る。
自宅にいるときも女房がリビングに姿を見せれば積極的に近づいて口元を舐めたり体をぶつけに行く。そしてなによりも女房が寝ているその場にラテを連れて行くと、顔中を舐めた後にその傍らに座り込むが、女房を見つめるその表情が何とも優しいのである。その慈愛に満ちた視線は何だか母親が子供を見る目つきのようにも思えるほどだ。

その女房が土日や休暇のとき、散歩に同行するとなるとラテの気の使いようはオトーサンと2人だけの時とはこれまた違う。
リードはオトーサンに引かれながらもラテは頻繁に後ろを振り返り、女房が後からついてきているかを確認し、もし遅くなったり物陰で見えないような場合は座り込んで姿が確認できるまで待つのだ。
そんなラテにとって一番好きな女房が側にいるとき、どうやらラテの嫉妬は頂点に達するようなのだ。
女房が他のワンコにオヤツをあげている場面、女房の周りにまとわりつくワンコたちには猛烈な嫉妬を感じるらしい。それもその瞬間だけでなくしばらく時間が経っても当該ワンコが女房と親しくしていた(笑)ということを覚えているようで一見何の脈絡も無いように思える威嚇をしたりする。

そんなわけでオトーサンとしては一層注意をしながらの散歩を心がけなければならないものの神経を使いすぎると遊び友達のワンコ以外には近づけないということになってしまい兼ねないので...難しい。
しかし人間相手に問題を起こすのではそれこそシャレにならないが、根は臆病で自信というものがまだ確立されていないのかも知れない。ともかくこれが先ほどワンコに歯をむいた同じワンコかと思うほど人間の女の子たちにはフレンドリーなラテなのだから、まあ良しとしようか...。

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※この女の子たちにラテは何とも優しい態度で接する


ともかくワンコに言い聞かせて納得させることはできないが少なくとも女房が一緒のときは一層注意を怠らないようにしなければならない。

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主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。マネキン造形研究中。日本シャーロック・ホームズクラブ会員。日本リュート協会会員。ゆうMUG会員