ラテ飼育格闘日記(258)

ラテが四つ足を噛み、身体を頻繁に掻くようになったことを動物病院に相談し、まずは主食を低アレルゲンのものに替えることにした。約1ヶ月ほど続けたが身体を掻くのは多少軽減したかと思うものの肉球や足を噛むことは続いているので懸案のアレルギー検査をしに再び動物病院に連れて行った。                                                                                                                  
アレルギー検査は主食を替えた後の様子を見てからで良いという医者の判断でこれまで実施していなかった。しかし現実問題としてラテに与える食べ物100%が低アレルゲンのドッグフードだけというわけにはいかないのである…。
念のため牛乳もヨーグルトも止めたし、日常のおやつとして食べさせていたササミステーキや数種のバリエーション豊かな品々は封印した。どうしてもラテが欲しがるときには煮干し一辺倒にしたものの、我々の食事時にはつい少しではあるがご飯を食べさせたりしてしまうオトーサンなのだ。

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※体重が減り、スリムになってきました!


ともかくこれまでにない努力の成果なのか、身体を掻いて傷を付けたり、お尻や股を赤くして心配させたラテだったが今のところはそうした傷は治ってきた。まだ時折身体を掻くものの一時期よりは激しくなくなったように思うが肉球など足へのカミカミは治っていない…。
もう少し地道にこれまでやってきたことを続けるとしてもアレルギーに影響のない食品がなんなのか、そして確実にダメなものをはっきりと知りたいと思った。
まあ実際は複合的な要素があって単純なことではないのだろうが、例えばもし封印したプレーンヨーグルトが原因とは考えられないのに避けているのではラテならずともつまらないではないか。
というわけで女房に現金を確保してもらい(笑)、時期的に年1回のワクチン接種の時期でもあるし出来ることは同時に済ませようと考えラテを病院に連れて行った。

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※この階段を下り信号を渡るといつもの公園なのだ...


診察室に入ったラテは相変わらずでほとんどオトーサンにかじりついている。それをふりほどき体重を量るが驚いたことに1ヶ月前に測った際に半年前より740g程度軽くなったと喜んだが、今回はさらに1kgほど体重が落ちて18.64kgとなっていたのだ。
医者いわく低アレルゲン食の効果だと思うし問診の範囲では体重が落ちたのは病気などではなく正常値だから問題ないと言ってくれるがオトーサンはあれほど体重を落とさなければと苦慮していたことも忘れて少々心配になってきた。しかし嬉しい…。

体温も問題がないのでまずはアレルギー検査に必要な採血をし、その後に5種混合のワクチン注射を接種する。ラテはオトーサンに両前足を預けた形で一言も発せず、また暴れもしないで済ませたがオトーサンは早くも大汗をかいている。
アレルギー検査の項目は96項目もあるそうだが、結果が出るのには10日から2週間ほどかかるというのでそれは待つしかない。
支払いを済ませて外に出るとあたりはすでに薄暗くなっていたが、ラテはホッとしたようで急に元気が増してくるのだから面白い。オトーサンたちも少し休みたかったのでワンコと一緒に上がってもよい小さなテラスのあるケーキ屋さんに行き、そこでお茶にすることに…。
可笑しな事にここにはホンの数度しか来たことがないのにラテはその店が近くなるとリードをぐいぐい引き、さも当然のようにテラスに上がり込んだ。

採血はともかく、ワクチンの接種後しばらくは激しい運動をさせることは避けなければならないからとオトーサンたちはそのまま帰路についたがラテは元気だった。
しかし夕食後やはりワクチンの影響なのか、早めに横になっていた。

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※出窓のたたきでウトウトし始めたラテ


翌日の土曜日の朝、早めに家を出ていつもの公園に出向くとボーダーコリーのボーちゃんが出迎えてくれた。またしばらくするとオカーサンに連れられたビーグル犬のハリーちゃんも登場。一気に賑やかになった。
ボーちゃんと身体をぶつけ合ったかと思うとハリーちゃんの後ろ足を咥えようとしたり、ハリーちゃんのオカーサンに甘えてみたりするうちにラテの表情は見るからに和らいでいるのが分かってオトーサンは嬉しくなる。昨日ワクチン接種したのを忘れ、ラテを走らせてしまった(笑)。

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※ハリーちゃんの登場でラテの表情はより穏やかになり嬉しそうだ


帰宅し、オトーサンに身体を拭いてもらったラテはさすがに疲れたのだろうか、出窓のたたきに上がってウトウトし始める。オトーサンがその姿をデジカメで撮ろうと近づくとこの娘は「ウザイなあ…」とでもいうように顔を背けるのであった(笑)。
さて、アレルギー検査の結果や如何に!

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Author:mactechlab
主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。2017年6月3日、時代小説「首巻き春貞 - 小石川養生所始末」を上梓(電子出版)。続けて2017年7月1日「小説・未来を垣間見た男 スティーブ・ジョブズ」を電子書籍で公開。また直近では「木挽町お鶴捕物控え」を発表している。
2018年春から3Dプリンターを複数台活用中であり2021年からはレーザー加工機にも目を向けている。ゆうMUG会員