2015年度、MacTechnology Lab.的ベスト10プロダクト!

今年も残すところ今日と明日の2日間だけになった。こんな世相だからこそ新しい年は平和で健康に暮らしたいと心から願う...。さて今年1年を振り返ってみると懐具合の関係もあったのだろうが、一部を除いて地味な1年だった。ともあれ手にした製品を振り返りMacTechnology Lab.的ベストプロダクト10を考えてみたい。


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2015年を振り返るとやはり1番インパクトがあった製品はApple Watchだった。幾多のアーティクルでAppleのプロモーションについて気に入らない点を挙げてきたが、それでもApple Watchが来年以降に我々の生活をより変えるアイテムとなる予感は日増しに強くなっている。

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多くのApple Watchユーザーが指摘していることとしてiPhoneを手にする機会が激減したという点は興味深い。私も同様でiPhone 6s Plusのバッテリーが新しいことも関係し、就寝時に充電しようとバッテリー残を見ると90%も残っている日があってビックリするほどだ。

まだまだデザインも機能もこれからのプロダクトだとは思うが、Appleにはあるべき道を目指してより素敵で役に立つウェアプルデバイスに育てて欲しいと願っている。

2番目は年末ぎりぎりに手に入れたApple PencilとiPad Proにしたい。”iPad Pro & Apple Pencil” ではなく “Apple Pencil & iPad Pro” なのだ(笑)。iPad Proは広大な12.9インチのRetinaディスプレイにパワフルなA9Xチップを搭載といった最高のパフォーマンスを誇ってはいるが、iPadはiPadだ(笑)。主に画材として使おうと考えている私にとって活用上のキモはやはりApple Pencil ということになる。これが2015年の1年間、好奇心と意欲を失わずに過ごせた自分へのクリスマスプレゼントということになった。

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3番目 iPhone 6s Plusを挙げざるをえないだろう...。Apple Watchの母艦でもあるし依存度は高いから一番にしてもよいのだが、新しい機能を持ってしてもすでに我々のライフラインと化して生活に密着していることから新鮮さが薄れていることも事実だ。

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近未来にはApple WatchとiPhone 6s Plusの双方を携帯しなければならない...ということは無くなり、いわゆる携帯電話というデバイスの役割や使命も大きく変わっていくに違いない。そしてiPhoneはApple Watchや他のウェアブルデバイスに取って代わられるのではないかと想像しているのだが、さてどうだろうか。

4番目Transcend 高画質フルHD ウェアラブルカメラ DrivePro Body10を挙げたい。当初の目的はパナソニックのHX-A500を補佐するウェアブルカメラと考えて購入したが、使い勝手の良さと期待していた以上の画質に愛犬との散歩時だけではなく様々な用途を模索しているところである。ただ一部の条件下で樹木の緑色が紫色に変わるという問題が生じるのは難点だが、赤外線LED搭載を含め全体的にコストパフォーマンスの高いプロダクトだといえる。

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5番目JBL yurbuds LIBERTY ワイヤレス スポーツイヤフォンにした。イヤフォンやヘッドフォンは数種揃えているがこれが普段一番使っているイヤフォンだ。耳が痛くならず装着感は抜群。音質はいささか大人しい感じもするが、クラシックからジャズやロックにいたる広い音楽シーンに期待を裏切らないJBLサウンドを楽しませてくれる。

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6番目はソフトウェアだ。このディレクトリ検証・修復ソフト「DiskWarrir5」は待ちに待った新バージョンだが、2ヶ月毎...いや少々システムが重くなったり動作に不安が生じたときに「DiskWarrir5」で起動ボリュームの検証ならびに修復を行うのがこの数年の習慣になっている。おかげで致命的なトラブルには会わずにいる。

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7番目NOMAD Pod にしてみた。Apple Watchのバッテリーが心細い点もあるわけで外出時には念のためにこのNOMAD Podをバッグに偲ばせている。ケーブルといった煩わしさもなくその上にApple Watchを置くだけで充電が可能なNOMAD PodはApple Watchのお守りみたいなアイテムとなっている。

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8番目PLUSのコンパクト断裁機 PK-113か...。断捨離派でもなく自炊派でもない私にとって断裁機など不要と考えていたが自炊はなにも書籍だけの話しではない。古い雑誌の一部をデジタル化する、あるいは資料的なカタログのデジタル化などは日常的に行っているがカッターなどで切断するより断裁機を使えば安全に素早くそして大変綺麗な結果を得ることが出来る。それにPK-113は安全設計が気に入っている。

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9番目60cm長のカメラ(ビデオ)スライダーだ。これはこの12月に手に入れた新参者だが、以前から手に入れる機会を探っていたものの長い間後回しになっていた。しかし手にしてみるとやはり有用な道具であることは間違いなく様々な面で撮影という行為に刺激を与えてくれる。

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10番目Kindle paperwhiteにしよう…。このアイテムは本来もっと上位に来るべきかも知れないが、正直私はKindle paperwhiteで書籍を読む機会は少なく、まだまだ本当の活用はしていないと自覚しているからだ。

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さて、別枠の話になるがMacテクノロジー研究所 2015年のトピックといえばどうしても専属モデルとして雇った...いや購入したマネキンを拭きにしてはこの1年を閉じることはできないので特別賞としてそのマネキンたちを挙げたい。

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マネキンに話題を振ると「危ないオジサン」と見る心狭い人たちもいるが、イメージだけで判断されては困る。マネキンはディプレイやファッション、あるいはアートの世界と切っても切れない重要な役割を果たしている道具なのだから…。これまで知らなかったそのビジネス世界を多少でも知り得たことは私にとり来年に向けた意欲のひとつになると感じている。

2012年10月にテレビ東京系で放映された「カンブリア宮殿 強さの裏に驚きの職人技!知られざるマネキンビジネス」をオンデマンドであらためて視聴し業界で圧倒的な強さを誇る「吉忠マネキン」という会社の存在を知った。また「七彩」や「トーマネ」という会社でマネキンの原型師として知られている欠田誠著「マネキン 美しい人体の物語」(晶文社刊)という書籍なども読み、マネキンの歴史/製造手法/原型師という仕事/マネキンの役割といった奥深さに驚嘆している。

ともあれ新しい年も健康で意欲を失わず様々なことにチャレンジできたらと願っている。皆様もどうぞ良い年をお迎えください。そして来年も宜しくお願いいたします。




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Author:mactechlab
主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。2017年6月3日、時代小説「首巻き春貞 - 小石川養生所始末」を上梓(電子出版)。続けて2017年7月1日「小説・未来を垣間見た男 スティーブ・ジョブズ」を電子書籍で公開。また直近では「木挽町お鶴捕物控え」を発表している。
2018年春から3Dプリンターを複数台活用中であり2021年からはレーザー加工機にも目を向けている。ゆうMUG会員