iPhone 14 Pro を手にした雑感とトラブルの記録

これまで愛用していたiPhone XRからこの度iPhone 14 Proに機種変更した。オンラインのApple Storeに注文してから約一ヶ月ほど待たされたが10月9日にやっと届いた。iPhoneそのものは日本上陸のときからのユーザーなので基本的な目的意識としては見た事もない新製品を手にすることと比べれば新鮮味が欠けるものの…やはり心待ちしていたことは確か(笑)。


iPhone14Pro_01.jpg


iPhone 14 Proはスペースブラックにしたが、化粧箱開けたときの中身を見た瞬間「セクシー」というか大人の色気を感じる…。写真やウェブで見る色味とは当然とは言え些か違うわけだが、どこかその不思議なブラック空間に吸い込まれるような気持ち。

iPhone14Pro_03.jpg


そしてこの待ち期間中に数個のケースや保護フィルム、MugSafe関連製品などを集めて到着を待ち受けていた(笑)。

iPhone14Pro_02.jpg


とはいえ、今更開封の儀でもないので早速机上に旧機種のXRと並べ、直接Wi-Fiを使ってデータ転送を試みることにした。その前にSIMをiPhone 14 Proへ移したが、データ転送そのものはトラブルなく完了した。
後は格安SIMとして使っているiiJmioのサイトから機種変更のための接続設定を行う…。具体的にはAPN構成プロファイルをダウンロード・インストールするだけ…。

iPhone14Pro_04.jpg


その後念のためネットへの接続はもとより、通話の送受信などを確認して機種変更の手続きは終わった…。と思っていたら二日後に「変だな」と気づいた事がある。
それはiPhoneに届いたとあるメッセージがiMacのメッセージには届かないとか、アクセスの際にiPhoneの電話番号を2段階認証に設定しているサイトから確認のメッセージが届かないことに気づいた。

翌日AppleCareに問い合わせたがあれこれと設定をし直したりネット接続をやり直したりしたが埒が明かない…。結局5度目の問い合わせの際に電話口に出たサポート担当者が詳しい方でやっと原因にたどり着いたのだった。理由が分かればどうということもないわけだが、そこに至るまでが長かった(笑)。

AppleCareへ連絡する前に確認した事だが、iMacのメッセージアプリを起動し環境設定からiMessageのタブを見ると着信に使用するメルアド/電話番言のリストから電話番号が消えていることがわかった。しかしこのときにはこれが原因だとしてもなぜそうなのかについての答えは浮かんでこなかった。
またiPhoneの「設定」「メッセージ」の「送受信」を確認するとメルアドはリストアップされているものの電話番号部位にチェックはされてなく「確認中…」であることもわかった。

iPhone14Pro_05.jpg

少し冷静になって考えつつ情報を集めた、無論最終的な解決のためのヒントは5度目のAppeCareへの問い合わせでやっと分かったのたが、要はiMessageとSNSの仕組みをどこか混同していたのがそもそも問題の理由に近づけなかった原因だった。
メッセージアプリの中にiMassageのタブがあったりと、どこかでiMessageという機能はSNS(メッセージ)の一機能であるかのように感じていたのだが、本来SNSとiMessageは別物であることを忘れていた。

要はなぜメッセージはメルアドだけでなく電話番号でもアクセスし得るのだろうか…。テキスト世界のシステムに本来電話番号は異質なはずでは無いか。
AppleCareのサポート担当者からの説明に遠い記憶が甦ってきた。メチャ簡単に言うならその本来メッセージに異質な電話番号というデータを橋渡しするのがiMessageという機能なのだった。

ということはiMessageが正常に機能していないことになる。要はiPhoneのデータ移行後に起こった iOS APN構成プロファイルが正常に完了されていないのではないか…という疑惑が持ち上がった。いや、無論このAPN構成プロファイルのダウンロードおよびインストールはやったはずなのだ…。しかしあらためて「設定」「一般」「VPNとデバイス管理」の項を確認すると構成プロファイルの表記がないではないか!
そこで再度iOS APN構成プロファイルのダウンロードおよびインストールをし、半日ほど待っていたら前記したメッセージアプリのiMessageタブに電話番言も登録されていた!
とまあ、原因は今となっては不明だが、やったつもりが途中で戻ってしまったか、勘違いで済んだと思ったのかはともかく正常な手続きが終わっていなかったのだ。

そのiPhone 14 Proはご承知のようにカメラの進化はもとよりダイナミックアイランド、常時表示そしてiOS16で進化したロック画面のカスタマイズなどなど見るべき点も多い。特にXRからの機種変更者としてはやはりカメラの素晴らしさに喜んでいる。

iPhoneはすでに我々にとっては単なる趣味のガジェットではなくライフラインを構成する重要で大切なアイテムである。日常生活にとってなくてはならないモノだが、ふと嫌な考えが頭をかすめた…。
それは「このiPhone 14 Pro が私にとって最後のiPhoneなのかも…」ということだ。それは今年の春から二度の入院はもとより、加齢から来る他体力低下を自覚せざるを得ない身から出た思いだ。
そもそも一昔前のようにiPhoneも新機種が出る度に買い換えていた時代とは違い、その基本機能としては今のところ必要十分な性能を持っているからそうそう買い換えの必要なアイテムではなくなっている。
事実iPhone XRからこのiPhone 14 Proに替えるまでは4年という間がある。したがって己の年齢を考えると、後4年後…5年後も新製品のiPhoneを楽しめる気力と気概、体力を保持できているかは些か心許ないからである。
そう考えると眼前にあるiPhone 14 Proは益々愛しくなってくる…。



関連記事
広告
ブログ内検索
Macの達人 無料公開
[小説]未来を垣間見た男 - スティーブ・ジョブズ公開
オリジナル時代小説「木挽町お鶴御用控」無料公開
オリジナル時代小説「首巻き春貞」一巻から外伝まで全完無料公開
ラテ飼育格闘日記
最新記事
カテゴリ
リンク
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

プロフィール

mactechlab

Author:mactechlab
主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。2017年6月3日、時代小説「首巻き春貞 - 小石川養生所始末」を上梓(電子出版)。続けて2017年7月1日「小説・未来を垣間見た男 スティーブ・ジョブズ」を電子書籍で公開。また直近では「木挽町お鶴捕物控え」を発表している。
2018年春から3Dプリンターを複数台活用中であり2021年からはレーザー加工機にも目を向けている。ゆうMUG会員