契約&工事不要な買い切りフルプリペイド型「リチャージWi-Fi」レポート

少々怪しい…大丈夫かと疑いつつも気になっていた「リチャージWiFi」なるフルプリペイド型モバイルポケットWi-Fiを買った。現役時代は出張や外出も多かった為にいわゆるポケットWi-Fiにお世話になった。しかし現在は出張はないしそもそも外出する機会も減ったもののゼロな訳ではないのが悩ましい…。


リチャージWiFi_01

※サイズは一般的なモバイルWi-Fiといった感じ


外出先で無料Wi-Fiが使えるケースも多々あるが、長い間の習性でセキュリティ面での不安が払拭できないこともあって使いたくない。ではどうするかといえばMacBook Airなどを持参の場合、iPhoneをデザリングしてWi-Fiに接続する方法をとっているがそもそもiPhoneのデータ通信の契約は容量が少ないしiPhoneのバッテリーも消費したくないのが本音。

リチャージWiFi_06

※タッチ式の液晶パネルの反応もよい


勿論そんなときにこそモバイルWi-Fiを使うべきなのだが、利用頻度を考えると毎月使っても使わなくても4,000円程度の支払は覚悟しなければならず躊躇せざるをえなかった。
ということで数ヶ月前にこの「リチャージWi-Fi」と呼ばれる製品を知ったが、どうにも話しが上手すぎる気がしたので衝動買いはかろうじて止めた(笑)。

数ヶ月様子を見ながら評価などの情報を集めてきたが、ここに来てデメリットとメリットをよく把握し理解した上でやはり欲しいと思ったのでリスキーを覚悟しつつも国内4G/LTE100ギガ付きの「リチャージWi-Fi」を手に入れた次第。

リチャージWiFi_03

※本格的な利用にと液晶には保護ガラスフィルムを貼りケースを手に入れた


なにしろ買い切り型なので契約も必要なく月額料金も不要。そして使わなくなったとしても返却も解約も不要という夢のようなポケットWi-Fiなのだ。したがって手にした後は即設定すれば使える…。
当初の100ギガもなんと1年間使える。したがって使用頻度が低い私のようなユーザーも使いきらずに残したデータ容量のまま期限切れとなってしまうことは少ないと考えられるし無論使い切ったら有料で30ギガとか50ギガといった感じで追加購入も可能だ。

回線は物理SIMも使えるが、今回私が使うのは物理SIMが不用ないわゆるクラウドSIMという奴…。そしてマルチキャリアとかで、docomo・au・Softbank・Rakutenをサポートしその場所で一番適切な回線に自動接続だというが現実はほぼソフトバンクのようだ。

リチャージWiFi_04

※iPhoneとの設定・接続も簡単


また私には関係ないものの海外プランもあり、136カ国に対応しており利用したい国のギガチャージプランを購入するだけでルーター本体は、そのままで利用できるという。
そして最大通信速度は上り50mbps /下り150mbpsだというが、まあこれをそのまま鵜呑みにはできないものの私の使い方はメールやメッセージのやり取り、そして時折YouTubeの視聴ができればよいので比較的気が楽だ。なおバッテリーは3,000mAhのリチウムバッテリー内蔵で連続使用時間は約13時間だという。
充電のためにUSB Type-Cのケーブルと電源アダプタが同梱されている。

リチャージWiFi_05

※「リチャージWi-Fi」にWi-Fi 接続したiPhoneでスピードテストをした結果


さて、実際に使ってみれば問題なく使えるものの心配の種はサービス供給側にあると言って良いだろう。詳しいことは分からないが、要はキャリアから法人サービス向けのSIMを大量に仕入れ、それで独自サーバーのクラウドSIMを構築し我々一般ユーザーに又貸し提供しているといったイメージだ。
したがって今後人気がより出てユーザーが大幅に増えれば供給が間に合わず通信速度の低下は勿論、サービスの値上げにも通じる可能性大だし提供企業そのものもどれだけ安定した組織なのかも分からないので突如サービス停止…といったことにならなければよいがと思う。
まあしかし先が見えない現代、あの楽天だって一部の識者曰く存続が危ぶまれるというのだから、取り越し苦労ばかりで自分にとって有益なサービスを見逃しては勿体ないという気もする。
というわけでこのフルプリペイド型「リチャージWi-Fi」…いいですよっ(笑)。なお私はAmazonで購入したが正規ルートのものを選ぶことをお勧めする。





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Author:mactechlab
主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。2017年6月3日、時代小説「首巻き春貞 - 小石川養生所始末」を上梓(電子出版)。続けて2017年7月1日「小説・未来を垣間見た男 スティーブ・ジョブズ」を電子書籍で公開。また直近では「木挽町お鶴捕物控え」を発表している。
2018年春から3Dプリンターを複数台活用中であり2021年からはレーザー加工機にも目を向けている。ゆうMUG会員