これまで愛犬との散歩に二種類のウェアブルカメラを使ってきた。ひとつは4K撮影も可能なPanasonic HX-A500 、そしてもうひとつは夜間用にとTranscend DrivePro Body10 である。しかし双方のバッテリーがへたってきたこともあり代わりとなる製品をと調べた結果「MUSONアクションカメラ 4K動画対応MC2」という製品に行き当たった。 アクションカメラの類ではGoProなど高画質を目指した製品もあるが、私の使い方、目的は一言でいうなら「ドライブ・レコーダー」ならぬ「散歩レコーダー」なのだ。したがって画質も大切だが、GoProの予算は難しい…。 さて、犬との散歩でも車の運転ほどではないかも知れないが様々なアクシデントに出会う可能性がある。その際に自分目線の映像を撮っておくことが自己の正当性を裏付ける一番の証拠だと気づいたからだ。 ともあれ約3年前からウェアブルカメラを身につけて愛犬と散歩を続けている。最初はすれ違う人に訝しい顔をされたり子供たちに「おじさんそれなあに?」と質問の嵐だったが、いまではまったくと言ってよいほど問われなくなった(笑)。※MUSONアクションカメラ 4K動画対応 MC2パッケージ そして最初はそのつもりではなかったものの、散歩の全容を動画で撮影しているその中から使えそうなシーンをキャプチャしてブログなどに掲載するようになった。 なぜなら、特にPanasonic HX-A500はヘッドマウントでカメラ部を顔の横に置くため、視差はあるものの自分の見たものが撮れているという利点があるため散歩レコーダーとしては優れているのだ。また日中ならなかなかに綺麗な映像も撮れ、ブログに載せる事は勿論、キャプチャしたデータをカラーインクジェットプリンターに出力してもハガキサイズ程度なら十分なクオリティを持っている。※MUSON MC2のフロント側。サイズは59.3 × 24.6 × 41.1mm、レンズは広角170° ※MUSON MC2のバックには2インチのカラー液晶ディスプレイ搭載されている 一方夜の散歩ではTranscend DrivePro Body10を使ってきた。ひとえに暗い所でも近接したシーンを赤外線モードで撮影できるからだ。これはヘッドマウント型ではないので付属のクリップで左右どちらかの胸あたりに装着している。 夜間とは言え街灯のある場所ではこれまたなかなかよく撮れ、タイミングがよければ走る車のナンバーも確認できるほどだし、真っ暗な場所…といっても本当の意味で真っ暗な場所は通らないが…でも近づいた人の顔が認識できる。 こうしたウェアラブルカメラは愛犬との散歩に欠かせない物となっている。※右サイドにはHDMI出力、MicroUSB端子とMicro SDHCカード端子がある(SDカードは付属しない) ところで今回手に入れた「MUSONアクションカメラ 4K動画対応MC2」(以後MUSON MC2)は使える使えない以前にそのセットを眼前すると思わずガジェット好きな一人としては思わず笑みがこぼれる。 とにかく付属品の数が半端ではない。そしてそれらをすべて収納できる専用のソフトケースが付いてもいる。これが一万円以下で手に入るのだから至れり尽くせりとはこのことか…。無論日本語のユーザーマニュアルも付属している。※付属品一式を収納できる専用ケース ※本体以外のパーツを全部列べた例。これが前記のケースに収納されている 付属品の中で秀悦なものを挙げてみると、まずはリモコンだ。付属のバンドで腕などに巻き、リモコンにあるカメラおよびビデオのボタンを押すだけで本体MUSON MC2の撮影がコントロールできる。そのリモコンにはあらかじめボタン電池がセットされているが、別途予備電池も付いている。※付属のリモコン 次にMUSON MC2本体のバッテリーは嬉しいことに内蔵型ではなく専用のリチウムイオンバッテリーをセットして使う仕様だが、これまたバッテリーは最初から2個同梱されているだけでなくUSB充電器まで付属している。 実際の使い勝手は次回に譲りたいが、簡単に主なスペックをご紹介すると… 30m防水対応ケースが付属、2.0インチの液晶モニター搭載、HDMI出力機能、ループ撮影でドライブレコーダーとして使用可能、解像度:4K(24fps)/ 2.7K(30fps)/ 1080p(60fps)/ 720P(30fps)、170°広角レンズ、そしてiOS/Android/google playから「Muson」というアプリをダウンロードして使用することによりWi-Fiで撮影を制御することもできる。なお動画フォーマットはMP4でサウンドはAAC 32000Hz モノラルだ。 マニュアルにはそうあるが、解像度の説明はわかりずらい。正確に書けば、4K=3840 × 2160(24fps)/ 2K=2560 × 1440(30fps)/ 1920 × 1080=(60fps)/ 1920 × 1080=(30fps)/ 1280 × 720=(120fps)/ 1280 × 720=(60fps)/ 1280 × 720=(30fps)が選択できる。 というわけで後は使い勝手と画質だが、まずは愛犬との散歩時にどのように携帯するかが問題。これまでPanasonic HX-A500を使ってきた経験からするとやはり自身の視野と同じエリアを常に撮影したいので別売のヘッドストラップを買ってみた。少々目立つから子供たちにも最初は注目されるだろうが次第に見馴れしてくれると嬉しい(笑)。 そもそもが4Kといった高画質は犬の散歩に必要なく、2.7K 30 fpsで十分なはずだし、動きがある動画からいくつかのフレームをキャプチャして使うことを考えれば1080p(60fps)あたりが現実的のように思える。 なお32GBのmicro SDカードの場合、4K(24fps)では連続動画記録時間は約1時間、1080p(60fps)の場合は約2時間となり、動画は15分毎に区切られる。※ここでは4K動画からキャプチャーした静止画を横1280ピクセルにしたものをご紹介しておく。上はピーカンの朝で下は雨の日の夕暮れのシーン【クリックで拡大】 簡単な動作テストをした範囲では必要十分な画質であると思うし、コストパフォーマンス最高のアクションカメラではないだろうか。 ともかくそうした点を実際に試してから別途ご報告をしたいと思う。
ラテは絶好調だ。8月や9月と同じワンコかと思うほどアクティブになっている。散歩の出だしはグングンとリードを引き先頭だって歩くし、小さな土手は駆け上がり穴を掘ったり走り回る。しかしオトーサンは逆に絶不調。我慢の限界に達したので整形外科に行って右膝を診てもらった。 まあ、病院へ行く前に原因というものは自覚していた。やはりというか一番の原因は加齢(笑)。したがって完治するということはまず無理だという前提でいかに楽になるかの治療をしましょうということだった。要はラテとの散歩が膝に大きな負担となってしまったということだ。 ということで定期的に電気治療とマッサージを勧められ、痛くて睡眠不足というとき用に痛み止めの薬を処方してもらった。※この寒空の中、ラテは益々元気です ところで先日、CNNに「犬を飼うことは心血管疾患や死亡のリスクの低下と関連がある…」といった研究結果が英科学誌サイエンティフィック・リポーツに発表されたというニュース が載った。 それによれば1人暮らしの人の場合、犬を飼うとペットを飼っていない人に比べて死亡リスクが33%、心血管疾患に関連する死亡のリスクが36%低減する可能性があるという。 要は、犬を飼っている人は天候がどうであれ犬の散歩に出かけるなど、一般的に肉体的な活動のレベルが高いということが心血管疾患などの死から身を守る確率の増大につながっている可能性があるらしい。※大好きなファミリーのオカーサンに長い舌を差し出すラテ まあ、11年間ほとんど休まず雨の日も風の日も、そして嵐の日も大雪の日もラテとの散歩を続けた飼い主としては分かるような気はする。ワンコでもいない限り、天候が悪いとか今日は寒いあるいは暑いからと外出を避ける方に気持ちが向くに違いないからだ。 しかし反面、風景などを眺めながら自分のペースで散歩するのではあればともかく、ワンコとの散歩はそうはいかない。時にワンコと一緒に走り、階段を駆け上り、リードを離さないようにとコントロールするとなればどうしても腕や足回りに負荷がかかる。それも極たまにというならすぐに回復するのだろうが毎日となると完全回復する間がない。※珍しく女房に抱っこを要求 ただしワンコを飼うことの健康に関わる意味として大切なのは運動だけではない。たぶんワンコだけでなく猫でも同じだと思うが、自分(飼い主)を必要としている生き物がいる、そしてその姿に癒やされるというメンタルな部分も大きいのではないだろうか。 というわけで、膝の傷みを騙し騙ししながら歩くしかないが、そうすると膝を庇う分だけ別の筋肉や筋に負担がかかるようで、これまた湿布薬を欠かせない毎日なのだ。 そんな日々を送っているが、先週は続けて日中にラテが留守番の日が続いた。 一日目はオトーサンたち夫婦40回目の結婚記念日の祝いということで近所のイタリアレストランへランチを食べに行った。こればかりはラテを連れていくわけにはいかないので留守番となった。※ドルチェまで大変美味しくいただきました! 2日目はオトーサンが近隣の小学校の学芸会に行って来たのでその間約一時間半ほどラテを置いて出かけることになった。とはいえ元々はラテのおかげなのだ。 ラテを可愛がってくださる近所のファミリーのオカーサンに是非ご一緒にとチケットを頂戴したのだ。ラテがその姿を見つけると喜んで飛んで行く小学3年生の女子が学芸会で主役級を演じるというので撮影係としてご一緒させていただいたのである。※小学3年生全員で「夢どろぼう」を演じた ということで実家のオカーサンと妹さんらが学芸会のためにわざわざ上京された中に部外者が一人お仲間とさせていただいた訳だが、ラテがいなければあり得ないご縁なのだ。 しかしNちゃんの晴れ姿、ラテにも見せてあげたかった(笑)。
フォーカルポイント株式会社は11月24日、 伊IK Multimedia社の25鍵と49鍵の「iRig Keys I/O」を全国の家電量販店および雑貨店舗などを通じて12月20日より販売すると発表。また、同社の運営するオンラインストアでも本日より予約を開始した。 IK Multimedia iRig Keys I/O(アイリグ キーズ アイオー) は、25鍵または49鍵のフルサイズ鍵盤、楽器/マイク対応のライン/XLRコンボ入力端子、24-bit/96kHz対応のAD・DAコンバータ、ヘッドホン出力端子、標準ステレオ・バランス出力端子、ベロシティ対応マルチカラー・パッド、タッチ・センシティブのスライダー、ボタン、ツマミなど、音楽制作に必要な機能すべてを1台に凝縮した、オール・イン・ワンの音楽制作ステーション。 iPhone、iPad接続用のLightningケーブル、Mac/PC接続用のUSBケーブルなどが付属しているので、プラグ&プレイですぐに演奏、レコーディングを楽しむことができる。[販売情報] iRig Keys I/O 49 定価: オープンプライス オンライン直販価格: 39,000円(税抜) 発売時期: 12月下旬発売[販売情報] iRig Keys I/O 25 定価: オープンプライス オンライン直販価格: 26,000円(税抜) 発売時期: 12月下旬発売
エヌビディア主催の GPU Technology Conference (GTC) Japan が 12 月12 日から13 日に東京・お台場のヒルトン東京お台場で開催される。ディープラーニング、CUDA、自動運転、VR、GPU 仮想化など様々な最新情報を知ることができるイベントで、 GTC は開発者会議で、最新技術トレンドだけではなく、しっかりと技術を学べる。 GTC Japanは、NVIDIA が主催する日本最大の GPU テクノロジ イベント。GTC と Global GTC は、AI (人工知能)、ディープラーニング、医療、VR (バーチャル リアリティ)、活用分析、自動運転車など、コンピューティング分野で最重要でかつ、不可欠とされる貴重なトレーニングとショーケースを提供する。 GTC Japan 2017 では 70 以上のテクニカル セッションと 40 のポスター、9 つのディープラーニング ハンズオン ラボ (別料金) などたくさんのセッションがある。エヌビディアのテクノロジを利用した自動運転車や多くのロボット、ウルトラ ハイエンドの GPU を使った他では見ることができない高精細な VR デモもある (体験スロットには限りがあります)。また DGX-1 ユーザーが集まる DGX-1 ユーザー ミーティングや AI スタートアップ支援のイベント "INCEPTION AI スタートアップ サミット"、協賛各社の展示など、2 日間充実した内容を体験できる。 なお、13 日 (水) の午前 10 時からは創業者兼 CEO の Jensen Huang の基調講演がある。 ・主 催:エヌビディア合同会社 ・後 援:文部科学省、理化学研究所 ・日 時:2017 年 12 月 12 日 (火)、13 日 (水) 10:00 ~ ・場 所:ヒルトン東京お台場 ・申 込:有料 (Web サイト から事前登録制)
大昔に買ったはずの一脚が見つからないので今般新しい製品を買った。マンフロット(Manfrotto)のコンパクトで安価な製品だが、私にとっては必要十分なもので早くも重宝している。 本格的にカメラを扱う方で三脚を持っていない方はあまりいないに違いない。どのような被写体を追うかにもよるが、カメラを固定し手ブレを押さえるためには三脚は不可欠だ。特に動画を撮ることが多い場合だとカメラを不用意に触ればフレーミングが違ってくるし両手でまとまった時間カメラを固定するのは無理である。したがって何らかの三脚が求められるが、一般的にこの三脚は扱いずらい。※マンフロット(Manfrotto)「COMPACT アルミ 5段 レッド MMCOMPACT-RD」パッケージ 三脚にもピンキリあるが、カメラをしっかり固定するものは総じて大ぶりなものになりがちで持ち運びも面倒だし重いものもある。そして撮影者はともかく、この三脚という代物は人気の無い市街地ならともかく周りを歩く人たちにとってはとても邪魔なものでもある。 随分昔の話しだが、京都へ旅行に行ったときのことだ。大原三千院の門前に到着したとき唖然とした。石段下に多くのカメラマンがそれぞれ三脚を設置しており一般の観光客が思うように歩けないのだ。 無論観光地では三脚禁止を謳う場所も多いが、他人の迷惑になってはいけない。ともあれ一脚ならカメラの移動も楽だし自身の足元に固定すれば他の邪魔にもならない。※最短に縮めた例 さて一脚だが形としては三脚の脚を1本だけにしたものと思ってよいが、自立しないものの(最近は一脚の先が小さな三脚になり自立する製品もある。これって一脚というのかな)カメラブレを押さえるにはまずまず十分なものだ。※トップ部に標準のカメラネジがありカメラを固定できる 無論自立出来ないから、撮影者がカメラや一脚を固定して使う訳だが、一脚の足を自分の靴に押しつけたり、縮めて胸や腰に押し当てて使うなど工夫次第で重宝する。 さらにその際自由雲台があれば一脚を垂直ではなく前方に傾斜して立てることもでき、より自由度の高い使い方ができる。 それに一脚は一般的に小型軽量であり可搬性に優れている。※自由雲台を使えばより自由度の高い使い方ができる 今回手に入れたマンフロット(Manfrotto)の「COMPACT アルミ 5段 レッド MMCOMPACT-RD」は重さが330gで最長にして145.5cm、最短だと39cmという製品だ。 コンパクトで長さの調整や固定も容易で思ったよりずっとしっかりしている。これなら膝が痛いときに杖代わりにもなりそうだ(自己責任だけど)。 それにグリップがくすんだ赤色というのも気に入ったが、そのトップに標準のカメラネジがあり、ストラップに繋がっているカバーでネジ部を隠すこともできる。無論脚の先端は硬質ゴムが付いていて滑り止めにもなっている。 これなら外出するときもリュックや鞄などへ簡単に収納できる。 ということで早速散歩しながら杖代わりにしたり(笑)、小学校の学芸会の撮影に使ったりしているがとても具合がよろしい。 街中での撮影に是非お勧めである。
オトーサンは不調、だけどラテは元気というアンバランスなコンビの散歩が続いているが、こればかりは双方妥協点を見いださなければ不満だらけとなってしまう。オトーサンの不調は右膝なので本来なら歩きたくないし歩くのがとても辛い訳だが、我が娘はまったく忖度してくれない。 この11月12日でラテに出会ってから丸11年となった。当時5ヶ月の幼犬だったがよくもまあ、ワンコを飼うのが初めてのヘナチョコ飼い主の元で元気に育ってくれたものだと思う。 大げさな物言いだが、ラテとの11年間を振り返って見ると “歴史の生まれ方” といった妙の一端が分かるような気がしている。※気温が下がり、ラテは益々元気 ラテを我が家に迎えたとき、一年後はおろか10年後にどうなるのかなんて夢にも分からなかった。ただただその日その時を一生懸命に過ごしていたというのが正直なところだ。 餌を食べない、お腹を壊した、咳き込む、甘噛み、拾い食い、アトピーなどなど、心配し時には寝られないときもあったが、その時その時に精一杯のことをしてきたつもりだ。しかしそれが後々になって良い結果に結び付くことを願ってはいたものの無論それは単なる希望・願いでしかなかった。 それが11年過ぎてその年月を振り返り俯瞰してみると自分がやってきた事、対処の是非が面白いように分かる。嗚呼これが歴史から学ぶということなのかも知れないなとつくづく思った。 後にならないと、過ぎてみなければ分からないことが多々あるのだ。それだからこそ日々を疎かにしてはならないのだとオトーサンはあらためて自分を鼓舞している…。※小学生に顔を両手で挟まれて「変な顔」と言われる(笑い) ところでそのラテ、いま11歳であり来年6月には12歳になる。 たまたま散歩で出会うお仲間のワンコたちの話しを見聞きすると犬種にもよるだろうが目が見えなくなり次に耳も聞こえなくなったというワンコもいる。 見かけ上は分からないものの、飼い主さんがそう言われるのだからそうなのだろうが、ではラテは大丈夫なのかとオトーサンは心配になった。※大好きなファミリーのオカーサンと追いかけごっこでハッスルする! しかしいまのところ嗅覚は勿論、視力、聴覚に問題はないようである。 よく知られているようにワンコにとって一番優れている感覚は嗅覚だ。しかし日々ラテの行動を観察していると幸いなことにその視力も問題がないことがわかる。 ひとつは室内で行うボール遊びだが、オトーサンが放り投げるボールを飛び上がって口でキャッチする、あるいは壁に勢いよく投げたボールが跳ね返ってくるのを前足で上手にブロックするのを見ていると動体視力は優れていることがわかる。 また散歩中、信号の向こう側にいる動物病院の院長の姿を認めて吠え出すことも視力の確かさを物語っているに違いない。 では聴覚はどうか。なにしろ普段「ラテ」とオトーサンが呼んでも振り向きもしないことがあるラテだから、当初は聴力に障害が生じたのかと思ったこともあった。しかしラテの聴覚が確かなことはとあることで証明されている。※声をかけたくれた女子の袖をペロリと… 例えばラテの夕食をオトーサンが準備するときのことをご紹介してみよう…。 まずはドッグフードのグラム数を量り、それを容器に入れるがそのとき少量の牛肉缶詰(犬用)を混ぜてあげる。時に少しのチーズをまぶしたりということもあるが、別途小さな容器にスプーン一杯ほどブレーンヨーグルトを用意する。 用意ができたらラテが食事をする場所、すなわち和室に常時セットしてある水を新鮮な水に取り替え、そしてフードとヨーグルトの容器をその場所に置いてラテを呼ぶという手順である。 このときラテはキッチンを挟み、和室とは対極の女房の部屋で寝ていることが多いが不思議に「さて、ラテを呼ぼうか」と思った瞬間、向こうの部屋からのそのそと姿を現すのだ。※もみくちゃにされるラテ(笑)。尻尾を引っ張られても怒りません なぜラテはオトーサンが食事の準備が完了したと分かるのだろうか。 ワンコ得意の嗅覚だろうか。いや嗅覚ならそれ以前にドッグフードを量り、牛肉の缶詰を用意する時点で知るはずだ。我が娘は確実にオトーサンが夕食を作っていることを察知しながら、準備ができるまで待っているに違いない。 ラテの判断材料データは嗅覚もあるだろうがタイミング良く現れるためには音、聴覚をフル活用しているのだ。 「食事を作っている」「牛肉の臭いもする」そして決定的なのは「飲み水の用意」だ。 冷蔵庫で冷やしてあるペットボトルの水を容器に注ぐ音に違いない。 一連の臭い、手順で生じる様々な音があって最終的に水とその容器のノイズなどが聞こえたときに出て行くと一番タイミングがよいことを学んだのだ。 ということでラテの聴覚もいまのところ問題がないとオトーサンは喜んでいる。
フォーカルポイント株式会社は11月15日、 Twelve South社の「BookBook for iPhone X」を全国の家電量販店および雑貨店舗などを通じて発売すると発表。また、同社の運営するオンラインストアでも本日より販売する。【Twelve South BookBook for iPhone X】 トゥエルブサウス ブックブック フォー アイフォーン テン カードホルダーとポケット付きでスタンド機能を搭載する、ヴィンテージ加工を施した本革を使った小さな洋書のようなブック型ケース。本のようにケースを開いて使うタイプで、片側にはiPhoneを収納するポリカーボネート製のiPhoneホルダー、もう片方には定期券やクレジットカードなどを収納できるカードスロットと紙幣入れを搭載している。[製品の主な特徴] ・小さな洋書のようなブック型iPhone Xケース ・2色から選べる上質な本革仕様 ・定期券などの各種カードを収納可能 ・取り外し可能なiPhoneホルダー ・ムービー鑑賞に便利なスタンド機能[対応モデル] ・iPhone X[製品仕様] 製品サイズ:約 80(W)×145(H)×19(D) mm 重量:約 90 g 定価 : オープンプライス オンライン直販価格 : 各8,400円(税抜) 発売日 : 2017/11/15 型番:TWS-PH-000054(ヴィンテージブラウン) TWS-PH-000055(クラシックブラック) ■Twelve South BookBook for iPhone X 購入ページ ・フォーカルストア: ・楽天市場: ・Amazon:
DVD化を待っていたウッディ・アレン脚本・監督の映画「カフェ・ソサエティ(CAFÉ SOCIETY)」(劇場公開日:2017年5月5日)を観た。ウッディ・アレン監督の映画とえば「ミッドナイト・イン・パリ」にすっはりハマってしまった私だが、だからこそ新作のラブ・コメディにも期待を持った。 「ミッドナイト・イン・パリ」がその名の通りパリが舞台だったのに対し、「カフェ・ソサエティ」の舞台はニューヨークとハリウッドだ。相変わらずその美しいカメラワークで街並みを堪能できるが、年代は1930年代のニューヨークでありハリウッドなのが興味のあるところ。 映画は二人の女と一人の男のもつれた恋を通し、人生の選択という誰もが味わうであろう出来事をテーマにしている。 あらすじだが、主人公のボビーが現状の生活に満足できず、もっと刺激的で胸のときめく人生を送りたいと叔父であるフィルを頼ってハリウッドにやってくる。 ニューヨーク生まれのボビーにお上りさんというのも変だが、ボビーにとって華やかで人を蹴落としてまでも名を残そうとする男女が渦めくハリウッドは右も左も分からない別世界だった。 叔父のフィルは映画業界の大物エージェントとして成功し財をなした人物だが、叔父のところで雑用係として働き始めたボビーは叔父の秘書ヴェロニカ(愛称ヴォニー)に恋をしてしまう。 付き合い始めたヴォニーとの結婚を夢見るようになるボビーだったが、実はヴォニーには恋人がいた。 ボビーはハリウッドに嫌気が差し、故郷のニューヨークに戻り成功しつつあったとき彼の前にもう一人のヴェロニカが現れる…。 本作の見所は大別して二つと思っている。 ひとつは1930年代のハリウッドおよび社交界の有様だ。ちなみにタイトルの「カフェ・ソサエティ」とは1930年代に夜ごと都会のお洒落なレストランやクラブに繰り出すというライフスタイルを実践したセレブリティのことだというが、そこに登場する人たちの言動はもとより衣裳や髪型などは興味深い。 事実映画にはシャネルが提供した衣裳や本物のダイヤモンドあるいはホワイトゴールで作られた貴重な装身具が豊富に使われているのも見所である。 二つ目はなんといっても二人のブェロニカの美しさだ。 私は演じた女優、クリステン・ジェイムズ・スチュワートとブレイク・クリスティーナ・ライブリーについて予備知識がなかったが、その美しさには魂を奪われた(笑)。その何とも美しくそして違いがはっきりとした二人のブェロニカをうっとりと眺めているだけでも得がたい映画だ…。 そういえば「ブェロニカ」という名は私に聖ブェロニカの逸話を思い出す。 ブェロニカは、十字架を背負いゴルゴタの丘へと歩くキリストを憐れみ、額の汗を拭くよう自身の身につけていたヴェールを差し出した女性の名だ。 キリストはそれで汗を拭き、ヴェールを彼女へ返した。するとヴェールにはキリストの顔が浮かび上がっていたという。こうした伝承から、絵画などに表される聖ヴェロニカは聖顔布を手にした姿で表されるのが普通だ。 しかし「カフェ・ソサエティ」に登場する二人のヴェロニカは私の心のヴェールにその美しい表情をプリントしてくれた。 俗な男としてどちらのヴェロニカが好みだと聞かれても正直答えられない。それほど二人のヴェロニカはそれぞれ個性豊かで美しい。 さて映画の出来として個人的な感想をいえば正直「ミッドナイト・イン・パリ」には及ばないと感じたが、「カフェ・ソサエティ」は大人のおとぎ話を美しく見せてくれる秀作ではあると思う。またアレン監督が自らナレーションを務めていることも楽しい。 お洒落で夢のような映画であった…。
やっと天気の日が続くようになった。ラテは意欲満々で、もしリードが切れるようなことになれば戻ってこないのではないかと思うほど外が好きだし帰りたくないと駄々をこねる。しかしオトーサンの右足の膝関節は相変わらずのガタガタで泣きっ面である。 天気がよければ時間帯や曜日によるものの、朝は通学時の小学生たちに会えるし、夕方は馴染みの公園に出向けば知り合いのファミリーや子供たちに会える機会が多くなる。 そういえばこの地域に引っ越ししてから4年が過ぎた。したがって引っ越し時に幼稚園の年長組の子供は小学3年生とかになっているし出会った時は小学2年生の子供は当然のことながら6年生になっている。※気温が下がってきたので動きは活発になってきた この4年という期間は短いようで長く、その間にありがたいことだが多くの子供たちと知り合ってきた。ほとんどの子供たちに関して名前は勿論住居がどこかも知らないが、皆この近隣に住む子供たちには間違いが無い。 最初から積極的にラテに近づく子供もいれば、怖いのか、あるいは飼い主が得体の知れないジイサンだからか、最初は遠回しに見ていて日数を経て少しずつ手を出してくる子もいる。※朝の通学時、小学生女子4人にモミクチャにされるラテ 子供たちは下は幼児から上は中学生くらいまでが多く、それもそのほとんどは女の子だ。 別にオトーサンが男子を遠ざけているわけではない(笑)。しかしやはり母性と関係するのだろうか女子95%で男子が5%ほどという大きな差がある。 幼児は母親と一緒に近づき「触らせてください」「触ってもよろしいですか」と母親が声をかけて下さるのがほとんどだが、いきなりヨチヨチと近づきバシッと背中を叩くチャレンジャーもいるのでオトーサンとしては油断がならない。 とはいえこの11年間、ラテが子供に歯を向いたことは一度もないので基本的には安心しているものの、相手次第ということもあろうし虫の居所が悪いこともあるだろうから気は抜けない。 それでも尻尾を掴まれ、耳を引っ張ぱられ、時に抱きつかれてもラテは大人しい。しかし観察していると幼児たちに囲まれている場合にはラテなりに我慢・緊張しているのか次第に尻尾が下がってくる。 ラテが一番喜ぶのは小学生から中学生あたりまでの女子だ。例外として一人中学生の男子と出会うと喜んで飛びつくが後はほとんど笑顔で尻尾を振るのは女子たちに対してだ。 ラテは不思議に初対面の子供にもフレンドリーだが、当然数年の間、可愛がってくれている子供や大人たちには最大の敬意を示し、出会うと呼び声なのだろうか歓喜の声なのか「ウォオオオン」と雄叫びを上げて近づこうとする。 そんなわけだからラテと歩いていると時々反対側の歩道から、マンションの窓から、走り去る車の中から「ラテ!」と声がかかる。まことに幸せなワンコである。※大好きな女子が向かえてくれたのでラテは歓喜の声を上げる 先日オトーサンにとっても飼い主冥利に尽きる出来事があった。 小学6年生女子の二人組と出会った時に駆けてきてくれて何と二人からそれぞれメッセージカードを渡されたのだ。 この4年間、散歩の途中で出会うとラテを撫でてくれたり手を振ってくれる女子たちだが、飼い主のオトーサンと少ない言葉を交わすようになったのはここ1年ほどであり無論名前もお互いに知らない間柄である。※小学6年生女子2人がオトーサンたちを見つけて駆けてきてくれ、そしてメッセージカードを渡してくれた ! 実は9月末日に近隣の小学校で運動会があり、ラテを可愛がってくださるファミリーのお母さんからご招待をいただいたので外孫(笑)の活躍を写真に納めようといそいそと出かけたのだった。 そのときデジタルカメラのビデオ機能で撮影した映像が多かったが、後でファミリーのお母さんにお渡ししようと編集をしていたとき、意図してはいなかったものの騎馬戦のシーンに見知っている6年生の女子二人が写っていたのだった。 ピントも合っていたので動画の一フレームをプリントし、記念だからと二人に渡そうと考えた。とはいえ別に隠し撮りしたわけではないものの、本人たちが意図したものではない写真など渡されても喜ぶどころか気味悪く思われるかな…とも考えたがこれまでの女子たちの笑顔を思い出して出会う機会があれば渡してみようと散歩用のバッグに入れて持ち歩いていたのだった。 結局会えたのはそれから1ヶ月ほども経ってからだったが嬉しいことに喜んでくれた。※久しぶりの抱っこ メッセージカードはどうやらそのお礼ということらしいが普段あまり積極的に話をしない女子の方が文章が長く最後に名前も記してあった。 封筒の表には「ラテLOVE♡」裏には「ラテの飼い主さんへ」とある。そして文の中身は運動会の写真の礼と6年生だから最後の思い出深い運動会の記念になってとても嬉しいといった言葉が綴られていた。そして「いつもラテをさわらせてくれてありがとうございます」とも書かれていた。 この二つのメッセージカードにオトーサンはうるっとしたのは勿論だが、知らぬ者同士、それも子供たちとの刹那の付き合い方が間違っていなかったことを思い知って嬉しかった。
アップルは11月7日付けで「Appleの納税に関する事実」と題したステートメントを発表した。これは先に公開された国際調査報道ジャーナリスト連合(ICIJ)による報道にいくつか不正確な情報があるとして発表されたものだ。 Appleのアイルランド国内の従業員数は1980年の60人から今日では6,000人に増えた。 それによれば、Appleはすべての会社に納税義務があると信じており、世界最大の納税者として、Appleは世界中のすべての国々で完全な納税義務を果たしているという。以下概要である。私たちは私たちがビジネスを行なっている国やコミュニティーに経済的な貢献をしていることに誇りを持っています。 国際調査報道ジャーナリスト連合(ICIJ)による報道に対し、私たちは以下の事実を提示いたします。これらの報道にはいくつかの不正確な情報があります。 Appleが2015年にその会社構造に加えた変更はもっぱら米国に対する納税額を保全するためであって、他の場所での納税額を減らすことが目的ではありません。アイルランドから事業または投資を移転してはいません。 「米国から触れられていない」どころか、Appleは海外で保有する現金から生ずる投資収益について35%の法定税率で何十億ドルもの税金を米国に納税しています。 海外収益に対するAppleの実効税率は21%です。この数字は有価証券報告書から簡単に計算することができます。この税率は長年にわたって変わっていません。 先月、ICIJ、ニューヨークタイムズその他からの質問に対する回答として、Appleは以下のステートメントを提供しました。 「Appleの納税に関して議論になっているのは私たちが支払う税金の額ではなく、どこで支払う義務があるかということです。世界最大の納税者であるAppleは過去3年間にわたり法人所得税として350億ドル以上を納税したことに加え、固定資産税、源泉所得税、売上税そして付加価値税(VAT)として何十億ドルもの金額を支払ってきました。私たちはすべての会社に納税義務があると信じており、私たちは私たちがビジネスを行なっている国やコミュニティーに経済的な貢献をしていることに誇りを持っています。 詳しくは…アップルのNewsroom を参照のこと。
最近というかここ二三年で考えさせられることに多々遭遇した。決して私が私がといった自慢話ではないが1977年にワンボードマイコンに出会い、PET2001、Apple II、そしてMacintoshなどなど多くのパーソナルコンピュータを手にしそのソフトウェア開発を仕事にしてしまった一人としての衝撃である。 結論からいってしまうと「パソコンを知らない人たちがあっというまに増えた」という感覚にとらわれていることだ。 個人的な感じだけならともかくどうやらいくつかの現実を眼前にしたことを考えれば事実のようなのだ。 私らが個人で使えるコンピュータに夢中になったとき、それらは社会の極一部の感覚だった。友人たちも会社の同僚たちにもパソコンのユーザーなど大げさでなく一人もいなかった。 あのスティーブ・ジョブズは「パソコンは知的自転車」といったが、日本では個人の頭脳の拡張云々というよりもっぱら表計算ソフトやワードプロセッサとしてのいわば事務機として企業に普及した。そしてまたたく間に無くてはならない道具となった。 2000年代に入ってからもしばらくは就職するにもパソコンが使える、エクセルが使えることが求められたし老いも若きも遅れてはならないと自宅にパソコンを買った。 しかしそれがMacであれWindowsであれ、大半の人たちにとってそれは面白い、あるいは楽しい娯楽や趣味の世界のアイテムではなく、会社の仕事の延長の象徴でありすぐに埃を被ったに違いない。 それでもパソコンの習得はビジネスマン、ビジネスウーマンにとっては必須であり最低限のことは覚えたい、覚えなくてはならないとストレスを増やしていたはずだ。 無論いまでもパソコンは創造性を発揮するために類の無いアイテムだが、相変わらず多く人にとっては会社におけるルーチンワークの道具でありそれを使って新しい創造をと考えることなどほとんどないに違いない。 いや、それについて良いとか悪いとかを論ずるつもりはない…。 ここのところ組織の中に入り込み、長い間時間を共にすると言った経験から遠ざかった生活をしていることもあるが、近年一昔前のようにパソコンを知らない人たちと遭遇することが多くなった。 知らないといっても30年の「知らない」とは些かニュアンスは違うが、分からないというより所有していない人たちが多くなった。無論その一番の原因はスマートフォンの普及に違いない。 確かにこれ一つあれば、メールの送受信はもとよりメッセージのやりとり、ウェブブラウザでインターネットへの接続だけでなくゲームもできれば電子書籍も読めるし、多彩なアプリケーションも使える。 まさしく私などが30年前、20年前に夢見たことが現実となった。だから設置場所も必要な大きなパソコンなど不要だという意味はよくわかる。 このことは例えば最新のカラーインクジェットプリンタを購入した際にも思い知らされた。 同梱されている簡単な導入マニュアルにはパソコン接続による使用の説明ではなくWi-Fi 接続にしろ印刷にしろ、デジカメ写真の扱い方にしろ、スマートフォンとのやり取りが基本になっているのだ。 このことは利便性といった理由はもとよりだが、そもそもこうしたプリンターを購入する顧客がパソコンを持っている率は少なくスマートフォンしか所有していないユーザーの要求に即した結果なのだろう。 パソコンが使えるというだけで特殊な人間だと思われた1980年代、一家に一台パソコンをとメーカーが躍起になっていた1900年代を通ってきた人間にとってパソコンは当たり前の道具であり、多くの人たちに支持され生活にも不可欠なアイテムとなったと思ったら、いつの間にかスマートフォンしか経験がなく、会社で使わされているパソコン以外使ったことはないというサラリーマン、スマートフォンしか知らない主婦の方々が目立つようになり、納得する反面少々驚いている…。 確かにスマートフォンはパソコン同様コンピュータであることは間違いないしできることもオーバーラップしている。スマートフォンで文章は書けるし作曲もできる。また写真の編集やお絵かきだってできるからパソコンは不要なのだという声も多い。 しかし果たしてそうなのだろうか。 コンピュータは道具である…といった意味ではパソコンとスマートフォンは同じだが、道具が能率とか効率あるいは使い勝手といったものをより追い求めるものであるなら、どう考えてもスマートフォンよりノートパソコン、ノートパソコンよりデスクトップパソコンの方が利点が多いといっても良いだろう。可搬性の問題は別にして…。 いや、申し上げたいことはスマートフォン、それはそれで結構だが、我々の目指したいこと、能力を増幅し、より世界を広く見るにはパソコンの方が優れていると申し上げたいのだが…。 とはいえ現実を見ればパソコンは確かに売れなくなり、多くのメーカーが撤退したことでもそれは明らかだ。しかし古いパソコンユーザーの私にとって人生という航海に必要な母船であるべきディスカバリー号は依然として iMacだし、iPhoneはあくまで船外作業用のスペース・ポッドなのだ。スペース・ポッドで広い宇宙を航行することはできないのである。 そんな意味において、個人的にはもっともっとパソコンを使って欲しいなあと思う今日この頃である。
何だか秋はスルーで冬が来た感じになってしまったが、気温が低く天気が良ければラテはよく歩く。しかしこの10日ほど、オトーサンの右膝関節が最悪の状態で医者から貰った湿布薬もいままでのようには効かないし、サポーターをやっても楽にならないので困っている。 しかしそんなことなどお構いなしのラテはやっと散歩から戻ってきたとホッとしているオトーサンの思惑を見事に外し、マンションのエントランス前をスルーしてもっと歩きたいとごねる。 リードを強く引き、何とか家に戻ってラテの四つ脚や体を綺麗にするが、この娘はまったくオトーサンに対して愛想がない(笑)。※意欲満々の顔 幼犬時代からだから、今始まったことではないものの、散歩中に可愛がってくださる大人や子供たちには満面の笑顔をまき散らして口元や顔を舐めにいくラテなのに、オトーサンに対してはブスッとした顔でチューもしてくれない。 そりゃあ確かに「脚を舐めるな」「こらっ」「そっちはだめ」などと禁止や文句ばかり言っている感のあるオトーサンだが、これすべて愛情の成せるわざだということが、我が娘には分かるはずもなくコンビニから戻って玄関を開けても、頭はおろか尻尾も動かさずに無関心だ。※大好きなファミリーのオカーサンとポッキーの柄の部分を食べ合う(笑) そんなラテが1日に一二度、オトーサンに向かって笑顔で哀願して求めることがある。いや食事とかお八つを欲しいと言うことではない。 夕食が済み、余裕が生まれるからか、そうした時間帯になると私が iMacに向かっている仕事部屋にやってくる。 やってくる…といっても解放しているわけで、この時間に限らずいつでも出入りできるのだが、そのときの対応は特別なのだ。※子供たちには至極愛想が良い まずは甘え声で吠える。実に執拗に五月蠅く吠える(笑)。 吠え声でオトーサンが椅子に座ったまま振り向くと、そこには目をキラキラと輝かせ、口を開けてハアハアしているメチャ可愛い顔があるのだ。 とはいってもオトーサンにも都合というものがある。無視して再び iMacに向かうとラテの呼びかけは一段と五月蠅くなるし10分や15分は続く…。さすがに近所迷惑だからとオトーサンが腰を上げるとあれほどブスッとしていたラテが飛び上がって喜んでいる。 実はボール遊びしようという誘いなのだ。オトーサンが数個の小さなオヤツを持ち、ゴム製のボールを持って和室に入るとラテの期待は最高潮だ。 オトーサンがボールを壁に当てたり、放り投げたりするのをラテが追いかけ、時にダイレクトキャッチして…という遊びで、旨くやるとオヤツをひとつ貰えるというルールなのだが、どういうわけかラテはこの遊びがお気に入りなのだ。※ラテとのボール遊び。「ナイスキャッチ!」 オトーサンが痛む膝を抱えながら5分とか10分程度遊んでやると気が済むのか、その後ラテは大人しく横になる…。 まあ日中自宅にいる時にはほとんど刺激が無く、静かに寝ているのだからこの時くらいは遊んであげたいとも思うが、普段の態度が態度だからオトーサンも複雑な心境なのである。 刺激といえば先日、10月31日の夕刻「ピンポ〜ン」とチャイムが鳴った。 インターホンで確認後玄関のドアを開けると可愛らしい訪問客二人が「トリックオアトリート(Trick or Treat)」と言いながら立っている。仮装して(笑)。 その日はハロウインの日なのだった。 実は前日に公園でラテを可愛がってくれるファミリーの小学生女子から「ねぇねぇ、明日にトリックオアトリートしに行ってもいい?」と言われた。 「な、なに?そのトリックオアトリートってのは」 そうしたイベントに縁のないオトーサンは思わず聞き返したが「ハロウィンで玄関のチャイムをピンポ〜ンするやつなの」と教えてくれた。 そう言われればオトーサンだって何のことかは理解できた。 「おお、それは嬉しいな。待ってるよ」 というわけで可愛い二人が我が家の玄関に立ったというわけ。実は隠れてオカーサンが付き添いで来られていたのだが(笑)。※「Trick or Treat !」「Happy Halloween !」。可愛い訪問者たち オトーサンは「Happy Halloween !」と答えて用意しておいたささやかなお菓子を二人に渡したわけだが、子供たちのオカーサンが気を遣ってくださり手製のクッキーや具沢山のスープを持ってきてくださった。 しかしTrick or Treat に来るのにお土産を持ってきてくれる例などないだろうが(笑)オトーサンはその何とも愛らしい二人を写真に納め、そして夕飯は具沢山スープに合うようにとパン食にして女房と美味しくいただいた。 ラテも突然、大好きな子供たちが玄関に現れたのであたふたしていたが、その日…我が家は生涯初のハロウィン・イベントとなったのであった。
文具好きで「ケシポン」を知らない方はまいずいないだろう。ブラスの「ケシポン」はセキュリティ文房具とでもいうべき商品だが、ユニークな特殊な文字列を列べたアルファベット印字パターンで消したい部位を塗りつぶすことで判読できないようにする製品だ。いちいちシュレッダーにかけて…というのも面倒だったり背面に接着剤が付いていたりする場合にとても便利なのだ。 今回手に入れたのは「ローラーケシポン・スティック」という小型な商品だが、私は最初期に販売されたスタンプ式のケシポンはずっと愛用している一人だ。 しかしかなり使ったためにインクを補充しても印字面の四隅が減ったのか綺麗に印字できなくなってきたので今般興味もあって「ローラーケシポン・スティック」を買ってみた。※「ローラーケシポン・スティック」IS-550CM ケシポンは幅や長さに様々なバリエーションがあるが、今回買った「ローラーケシポン・スティック」は細幅タイプで15mmだったが前記した最初期のケシポン(IS-100CM)と比較すると上下幅が一行分多かった。 幅が広い製品であれば文字通り住所や氏名など行数の多い印字を一度で消すことが出来る理屈だが、幅が小さめのケシポンでも重複して印字すれば目的は果たせる。※従来のスタンプ式のケシポン(左)とローラーケシポン・スティック(右) とはいっても左右の幅が固定のスタンプ式と違い、ローラー式だと宛名ラベルなど長い部位も手間無く塗りつぶせるので便利だ。 使い方もボディ側面にあるスライダーを引き下げるだけでローラー式の印字面が露出する。したがってそのまま紙面などに押しつけてコロコロと動かすだけだ。 終わったらまたスライダーを元に戻せばローラーは収納される。したがってスタンプ式のように別途キャップはついていない。※上がスタンプ式のケシポン印面、下がローラーケシポン・スティックの印面例 ケシポンの印字は郵便物などに使われているゴシック体や明朝体の文字を見えにくくする特殊な印面パターンが使われている。と同時に耐水/耐光/耐薬品性に優れた顔料系油性インクが使われ、文字を隠してくれる。 無論ケシポンは完全に印字を隠蔽し抹消することはできず、例えば印字されている材料によってはケシポンで処理しても背面から判読できるといった場合もあり得る。しかし一般的な印刷物の場合なら見られたくない文字を隠すのは十分だと思う。 ※実際の宅配便送り状の住所・名前欄をローラーケシポン・スティックで処理した例 なお「ローラーケシポン・スティック」は長さ70mm幅を消すとなれば約300回(20m)使えるという。なお別売の専用インクカートリッジと取り替えればそれ以上も可能だが、スタンプ式のようにインクのみの補充はできない。 安価なものだし、机の引出に一つあると便利である。