ニコマク(NikoMaku)88鍵盤 SWAN コンパクトキーボード雑感

TwitterでTECNOEDGE 松尾公也 @mazzo さんの記事を読み、即効でニコマク(NikoMaku)ブランドの88鍵盤 SWAN コンパクトキーボードを買った。そもそも私はクラシックギターをはじめフラメンコギターを好んで弾いていたが現在は手指に難が出たこともあり古楽器リュートを楽しんでいる。しかし最近無性にピアノを弾きたくなっていた…。


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実はすでに40年も前になるが、1年半程の期間近所のピアノ教室へ通いピアノを習っていたことがあった。バイエルそしてツェルニーといったいま思えば面白くもない練習曲を遮二無二弾いていた時期があった。
無論?狭い部屋にローランドの電子ピアノも揃えたが、次第にコンピュータへの情熱が上回ってきたため自然にピアノは埃を被るようになったという経緯がある。

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※1981年秋、ピアノをならないに行くことに…。そしてローランド製電子ピアノを設置


とはいえ多少でもその頃を指が覚えているかと言えばからきし駄目で、文字通りのゼロからの手探りから始めなければならない。それでもギターでは左指の一部が十分に曲がらずポジショニングによっては正確に押さえられないがピアノの鍵盤はまずまず難なく叩ける。
というわけで無性にピアノを弾きたくなったが、弾きたいといってもすでに簡単な練習曲でさえ忘れているからゼロから練習のし直しだ…。
ただし今更バイエルだのツェルニーを…というつもりはなく簡単なジャズを弾きたいと考えているのだが…。

さて、手に入れたNikoMaku 88鍵盤 SWAN コンパクトキーボードだが、まずはよくもまあこの価格でここまで作り込んだ…と驚く。

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※キーボードとしては大変コンパクトだがさすがに88鍵となれば梱包も大きい


まずは88鍵に拘ったが、鍵盤はフルサイズだし音がなかなかに良い。フランスDreamの最新音源を採用したとのことだが、Dreamという企業は1987年の設立以来、サウンドシンセシスとサウンドプロセッシングのための最先端ハードウェアとソフトウェアのソリューションを世界中に提供してきた会社のようだ。
そして本体の作りも良いし鍵盤のストロークも少し重めで好みだ。ではしばし具体的な特徴をご紹介してみよう。

① 筐体╱鍵盤もプラスチックだが筐体はピアノブラック的で艶があるものの白鍵・黒鍵ともに艶消しになっている。したがって指が滑りにくく見栄えも安っぽくない。

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② 88鍵の鍵盤はフルサイズだが本体サイズは125*21*7cmとコンパクトで重量は6.7kg。

③  Bluetooth MIDI の搭載、録音機能など。

④ 左側に電源と各種ボタンが、その背面にはヘッドフォンやサステインペダル、マイクなどの接続ポートおよび充電のためのUSB-Cポートがある。

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⑤ このクラスとしてはピアノの音がなかなか良く背面側左右にスピーカーが内蔵されている。いま少しより良い外部スピーカーに接続すれば臨場感溢れる音になるに違いない。ちなみに附属のイヤホンはさすがに使い物にはならず、ノイズが入る。きちんとしたヘッドホンを用意すべき。

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⑥ 128種類音色、128種類リズム、30曲のデモ内蔵、録音、2人鍵盤、トランスポーズ、メトロノーム、サステイン、和音など豊富な機能が搭載されている。

⑦ リチウムバッテリーが内蔵されており2時間程度でフル充電となり連続6時間利用可能。そして3分間使用しないと自動的にスリープとなり鍵盤を弾くと即電源が入る。

⑧ 附属品も豊富で譜面立てやソフトケースも附属している。

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⑨ キャンペーンとして1000円の割引だけでなく、購入時の手続き次第で専用のサスティンペダルがプレゼントされた。

なお、日本語説明書(1年保証書付き)が付き購入日から30日以内無条件返品・返金保証、そして1年間無料修理、交換対応とのこと。
至れり尽くせりだが現実問題として耐久性に関しては使ってみなければ分からない。しかし鍵盤のガタつきも無くストロークも均等のようなので今のところ不安は無い。
ともあれ現在の私にはこの製品をフルに使いこなす腕はないが、楽しみながら練習を続けたい…。



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Author:mactechlab
主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。2017年6月3日、時代小説「首巻き春貞 - 小石川養生所始末」を上梓(電子出版)。続けて2017年7月1日「小説・未来を垣間見た男 スティーブ・ジョブズ」を電子書籍で公開。また直近では「木挽町お鶴捕物控え」を発表している。
2018年春から3Dプリンターを複数台活用中であり2021年からはレーザー加工機にも目を向けている。ゆうMUG会員