ラテ飼育格闘日記(423)

正月だ元日だといってもラテとの散歩は休むわけにはいかないので辛いところ。それに今年は元旦からオカーサンが仕事なのだ。したがって正月気分どころではなくいつもと同じ1日を粛々と過ごすことになったが、実際に散歩にでれば人出がないなどいつもとは違うことを思い知らされる。


女房が元旦から仕事なので朝4時起きとなった。まさに正月気分などまったく味わえないままにラテファミリーは早朝にラテとの散歩を兼ね、オカーサンを駅まで送りつつルンルンの散歩となった(笑)。
無論まだ日の出前であり街灯が届かない場所は真っ暗だが、オトーサンが暮れに買った新しい強力なライトを煌々と点けて霜が降りた道を歩くことに…。

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※ラテファミリーには盆も正月もありません(笑)


そういえば元旦は広い公園で日の出を拝むのが恒例となっているものの昨年は起きられずにパスしてしまったから今年はこの機会に立ち寄ってみようと考えた。
調べて見るとこの時期、日の出の時間は6時50分頃だという。そうであればオカーサンと駅で別れて公園に向かったとしても日の出の時間までにはゆっくりと行ける…。しかし日の出前だから駅から公園までラテとゆっくり歩くとしても20分程度は街灯と手持ちのライトを頼りにしなければならない。十分周りに注意を払いながら白い息をはきつつ公園に向かった。

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※人っ子1人いない暗い道をライトを点けて歩く...


勿論この道を歩くのは初めてではないし暗い時間帯に行き来したこともあるから勝手はよく分かっている。しかし寒いのはともかく早い時間帯には違いないものの歩いている人がほとんどいないし車も通らないのがやはり普段の日でないことを思い知らされる。したがってオトーサンはラテが好む道ではなく別のルートで目的の公園に向かうことにした。なぜならまだ暗い道が多い場所、それも人通りがない道を好んで通るのは安全でないと思ったからだ。なるべく明るい場所を通っていこうとラテのリードを引くが、我が娘はオトーサンの思いなど知る由もなく行きたい方向へと引っ張る(笑)。

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※10数分歩くと空が白み始めた


ともかく駅からラテと歩いて20分程度は有にかかる距離をオトーサンとラテはライトを頼りに歩いた。さすがに10数分歩いていると周りは少し明るくなってきて気持ち的に楽になるがここまで人っ子1人にも出会わないのはやはり心細い…。こんな道、ラテがいなければこんな日に、こんな時間帯には絶対に歩かないよなあ…と思いながらラテを見るとラテが見上げる目と目が合った(笑)。

日の出まで後10分ほどの時間帯に公園にたどり着く。あたりはさすがに明るくなっていてやはり日の出を見るために来たと思われる数人が広い公園の高台の一郭に集まっていてワンコ連れの方もいる。しかしいまのところすべて知らない方達ばかりだがホッとする。
日の出方向の空を眺めると残念なことに地平線から上空にかなりの範囲で雲がかかっている。このままではいつものように日が出たとしても雲に遮られてご来光は直接拝めないと危惧するがこればかりは致し方ない…。

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※日の出10分前に公園に着いたが日の出の場所に雲が広くかかっていた


それはそうと一番の関心事はワンコのお仲間たちが来られるかどうかにあった。オトーサンたちがこの地に引っ越してきたときこの公園で元旦にご来光を拝むということを教えていただき翌年から毎年来るように心がけてきた。昨年は寝坊してこられなかったが例えば2009年の元日の映像を確認すると我々の他にハリーちゃんファミリー、マキちゃんファミリー、そしてクロちゃんファミリーが揃っていた。それぞれにお子さんもいて賑やかな一時だったと記憶している。

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※2009年元旦の様子。お仲間たちの家族とワンコが集まり賑やかで楽しかった...


そんな光景を思い出しながら朝日の昇るのを眺めていたオトーサンとラテだが、ラテはともかく底冷えしてくる。しかし危惧したように日の出の時間が過ぎ、明るくなってきても雲に遮られて朝日は拝めそうもないし何よりもお馴染みの方達の姿が見えない…。

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※日の出の時間が過ぎたがやはり雲に遮られてご来光は拝めなかった


皆さんお子さんも成長しこの寒空、一緒に日の出を見に出かけることも嫌がるに違いないし生活のリズムも年々変わってくるだろう。さらに地方に実家がある方はこの正月休みに出かけている可能性も高いし旅行に行かれているのかも知れない。暇なのはやはりラテファミリーだけか…(笑)。

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※ラテ、そろそろ帰るぞ!


しばらく時間をつぶし、ラテのリードを引き公園を離れようとしたときパピヨンの飼い主さんが近づいてきた。ワンコ同士は遊んだことはないが機会がある毎にラテを可愛がってくださる方なので新年の挨拶をして帰ることにする。さすがにラテも抵抗することなくオトーサンに付いてきたが、帰り道は明るいものの来たときより幾分寒く感じたオトーサンであった…。



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Author:mactechlab
主宰は松田純一。1989年Macのソフトウェア開発専門のコーシングラフィックシステムズ社設立、代表取締役就任 (2003年解散)。1999年Apple WWDC(世界開発者会議)で日本のデベロッパー初のApple Design Award/Best Apple Technology Adoption (最優秀技術賞) 受賞。

2000年2月第10回MACWORLD EXPO/TOKYOにおいて長年業界に対する貢献度を高く評価され、主催者からMac Fan MVP’99特別賞を授与される。著書多数。音楽、美術、写真、読書を好み、Macと愛犬三昧の毎日。2017年6月3日、時代小説「首巻き春貞 - 小石川養生所始末」を上梓(電子出版)。続けて2017年7月1日「小説・未来を垣間見た男 スティーブ・ジョブズ」を電子書籍で公開。また直近では「木挽町お鶴捕物控え」を発表している。
2018年春から3Dプリンターを複数台活用中であり2021年からはレーザー加工機にも目を向けている。ゆうMUG会員