個人的なゲーミング&オフィスチェアの選び方
久しぶりに仕事場の椅子を新調することにした。これまでの椅子は背もたれや座面がメッシュなので気に入ってはいたがいくつか問題が出て来たことに加え、利用環境も変わってきたので買い換えることにした。何しろ一日の多くの時間をこの椅子に座っているわけだから快適なものでなければならない。
さて、今般ゲーミングチェアを…と考えたのには大きな理由がある。それはまったく個人的なことだが日光アレルギーと共に服用していた薬の副作用で全身が痒く、結果掻き壊しも拡がって痒みで夜なかなか寝られないのである。それだけでなく喘息も加わり、布団に横になると咳が止まらないときがある。

※梱包はかなり大きな物になるし重量も21Kgほど
さらに周期性四肢運動障害らしく睡眠中に脚が無自覚に勝手に動き目を覚ましてしまう。文字通り三重苦だ…。周期性四肢運動障害は薬で大分楽になったが眠れないのは実に辛い。
それに私がガサゴソと寝返りを打ち、咳が続けば同じ部屋に寝ている女房もワンコも目を覚ましてしまう。そんなときには仕方なく布団から出て仕事部屋に行き、一時パソコンの前で気分転換をするが、せめてこのまま少しでも眠れると良いな…と考えた。

※組立完成後、オットマンを引きだしたところ
それまで使ってきた椅子も背もたれは頭をカバーするサイズだが、リクライニングは出来ても好きな角度で止めることはできない。
また私にとって重要な事だが、仮眠となれば両足も伸ばして寝たい。ということはある種のオットマンも必要だが嬉しいことにゲーミングチェアの中にはこのオットマンが収納されており、簡単に引きだして使える製品があることを知り、ゲームには縁遠いがゲーミングチェアを買ってみようと考えた。

※組立中
ゲーミングチェアはその名の通り、もともとはオンラインゲームやeスポーツのためにつくられた製品だが、その快適さから、テレワークなどの在宅での仕事用に選ぶ人が増加中だという。
その為だろうか、多くの製品は体を包み込むようなデザインが多いが、その構成は頭の先まで包み込んでくれるチェアシート、首への負担軽減のためヘッドレスト附属、姿勢に合わせて快適な肘のポジションに調整可能なアームレスト、チェアシートの傾斜角度を変えられる、そして前記したオットマン装備、そして腰当てといったパーツが揃っているものが多い。

※組立無事終了
そして実際に検索してみるとデザインやカラーリングはもとより様々な価格帯の製品がメジロ押しだ。とはいえ私が求める物は高級品である必要はないしそもそもが高価なものは買えない。低価格な製品でいくつかの要求を満たしてくれるものをと探してみた。
その内の重要な点について以下個別に検証してみたい。

※背面から見た様子
●デザイン
ゲーミングチェアだからか、原色を使った派手なカラーリングの製品も多いが、私の用途はオフィスチェアだ。したがって可能な限り落ち着いたイメージの製品が欲しい。
●座高
これは以外と見落とされがちだ。例えばリアルな店舗で実際に座ってみると大変具合がよいから購入したものの、自宅でいざ使うとなると具合が悪いことに気づく…ことがある。それは座面の高さである。店内で座る場合我々は靴を履いているが室内ではせいぜいスリッパだ。したがってその数センチが気になり結局何らかの足台を使う…等と言うことにもなりかねない。
無論座高は調節可能な場合が普通だが、最低何センチまでの調整が可能なのかを自分の体型に合わせて確認しておく必要がある。
●枕と腰当て部位は高さ調整できるものを
ゲーミングチェアにはヘッド枕と腰当てのクッションが付いているものが多い。確かにこれらがあると随分と楽だが、様々な姿勢を取ることを考えればそれらは高さ調節ができたり、場合よっては簡単に取り外せることが望ましい。
●オットマン収納型
この点については前記したが、短い時間にしても仮眠となれば体を伸ばして寝たい。ということで今回の製品選びではオットマン収納型であることは必須であった。

※オットマンが座部の下に収納できている
●リクライニングの角度と角度を付けてストップできるか
ゲーミングチェアの殆どは160°とか180°までチェアシート(背もたれを)倒し固定できる。オットマンと共に体を真に伸ばして…ということなら180°が理想だが、ことはベッドや布団とは些か違い、水平より多少角度を付けた方が楽だという場合もある。

※リクライニングレバーと座面の高さ調節レバーは右側に集中している
●布張りか革張りか
ゲーミングチェアの表面素材にもさまざまな材質が使われているが、個人的には本革を含めてレザー張りはお勧めしない。確かに革製品は高級感があるし耐久性にも優れているが、私も以前に総革張りの椅子を使っていた時期があった。しかし座面が座ると滑るのである。
さらに長時間座っていると革は通気性が良くないからか、お尻に汗が溜まる…。ということで特に座面は布張りか滑らないメッシュ素材がお勧めだ。
●アームレスト
アームレストが無いゲーミングチェアはそれこそ無いと思うが、角度調節が出来る製品もある。しかし個人的には高さが調節できれば文句は無い。
●サイズ感
ゲーミングチェアは繰り返すが体を包み込むような形状が多い。それは座している時には大変心地よいがいざ寝てみると両腕の置き場に困る。両腕が背もたれの内側にカーブしている部位に当たり、腕を納めるスペースがほとんどないからだ。無論チェアシートを大きく倒せばアームレストが遠くなり腕は置けない。部屋が広くてスペースにも十分余裕があれば大きめの製品を選ぶのもありだろうが、今度は座面の奥行きも長くなったりして座りにくい場合もある。これはやはり標準的なサイズを選ぶのが無難なようだ。
●丈夫さ
最後にやはり数年は故障無く使い続けることかが出来るかどうかだが、こればかりは時間を経過してみないことには分からない。
以上、ゲーミングチェア選択についてのポイントを述べたが、私の様にネットで購入する場合は当該説明や解説が適切であるかどうかも正直分からないわけで、リスクは当然あるもののそんな中でも比較検討し自分が求めているものに近い製品を探し出さなければならない。
ということで今回、ゲーミングチェア選びは価格も含めてDowinxのLS-666801F(グレー&ブルー)に決めた。
本製品は布張地であることを含め、前項で検討した要素もほぼサポートしている。したがって通気性にも優れ座面にはコイルスプリングククッションも採用されている。キャスターも大変スムーズだし背もたれも最大170°まで角度調節可能だし無論オットマンも座面部位の下に収納されており、簡単に引きだして使うことが出来る。
そして座面の高さ調節は42cmから50cmまで可能だが、スペックとして身長160cmから180cmの人が快適に使える設計だというがMaxは190cmまで、そして体重は60Kgから80Kgをカバーするが最大135kgまで使用可能だとしている。
なお商品重量は21Kgだというが、組み立てる際は可能な限り二人でやるとよい。一人でも何とかなるが、支えが必要な場合も多々あり、サイズ的にも大ぶりだし何よりも重いので怪我をしないように十分注意をされたい。
一応日本語の取説がきちんと付いているので全体像を把握できれば組立も難しいところはないと思う。
そういえばウェブの説明には簡単に記してあったが、取説には一切記述もないものの、腰当てのクッションからUSBケーブルが出ており、別途モバイルバッテリーなどに繋ぐとバイブレーションしマッサージ機能として働く。これはなかなかに嬉しい機能だ。

※腰当てクッションはUSB通電すると振動しマッサージ機能が期待できる
後は現実問題としてこれからは仮眠が出来るか、長時間の使用でも快適か…などなどを検証していきたい。
さて、今般ゲーミングチェアを…と考えたのには大きな理由がある。それはまったく個人的なことだが日光アレルギーと共に服用していた薬の副作用で全身が痒く、結果掻き壊しも拡がって痒みで夜なかなか寝られないのである。それだけでなく喘息も加わり、布団に横になると咳が止まらないときがある。

※梱包はかなり大きな物になるし重量も21Kgほど
さらに周期性四肢運動障害らしく睡眠中に脚が無自覚に勝手に動き目を覚ましてしまう。文字通り三重苦だ…。周期性四肢運動障害は薬で大分楽になったが眠れないのは実に辛い。
それに私がガサゴソと寝返りを打ち、咳が続けば同じ部屋に寝ている女房もワンコも目を覚ましてしまう。そんなときには仕方なく布団から出て仕事部屋に行き、一時パソコンの前で気分転換をするが、せめてこのまま少しでも眠れると良いな…と考えた。

※組立完成後、オットマンを引きだしたところ
それまで使ってきた椅子も背もたれは頭をカバーするサイズだが、リクライニングは出来ても好きな角度で止めることはできない。
また私にとって重要な事だが、仮眠となれば両足も伸ばして寝たい。ということはある種のオットマンも必要だが嬉しいことにゲーミングチェアの中にはこのオットマンが収納されており、簡単に引きだして使える製品があることを知り、ゲームには縁遠いがゲーミングチェアを買ってみようと考えた。

※組立中
ゲーミングチェアはその名の通り、もともとはオンラインゲームやeスポーツのためにつくられた製品だが、その快適さから、テレワークなどの在宅での仕事用に選ぶ人が増加中だという。
その為だろうか、多くの製品は体を包み込むようなデザインが多いが、その構成は頭の先まで包み込んでくれるチェアシート、首への負担軽減のためヘッドレスト附属、姿勢に合わせて快適な肘のポジションに調整可能なアームレスト、チェアシートの傾斜角度を変えられる、そして前記したオットマン装備、そして腰当てといったパーツが揃っているものが多い。

※組立無事終了
そして実際に検索してみるとデザインやカラーリングはもとより様々な価格帯の製品がメジロ押しだ。とはいえ私が求める物は高級品である必要はないしそもそもが高価なものは買えない。低価格な製品でいくつかの要求を満たしてくれるものをと探してみた。
その内の重要な点について以下個別に検証してみたい。

※背面から見た様子
●デザイン
ゲーミングチェアだからか、原色を使った派手なカラーリングの製品も多いが、私の用途はオフィスチェアだ。したがって可能な限り落ち着いたイメージの製品が欲しい。
●座高
これは以外と見落とされがちだ。例えばリアルな店舗で実際に座ってみると大変具合がよいから購入したものの、自宅でいざ使うとなると具合が悪いことに気づく…ことがある。それは座面の高さである。店内で座る場合我々は靴を履いているが室内ではせいぜいスリッパだ。したがってその数センチが気になり結局何らかの足台を使う…等と言うことにもなりかねない。
無論座高は調節可能な場合が普通だが、最低何センチまでの調整が可能なのかを自分の体型に合わせて確認しておく必要がある。
●枕と腰当て部位は高さ調整できるものを
ゲーミングチェアにはヘッド枕と腰当てのクッションが付いているものが多い。確かにこれらがあると随分と楽だが、様々な姿勢を取ることを考えればそれらは高さ調節ができたり、場合よっては簡単に取り外せることが望ましい。
●オットマン収納型
この点については前記したが、短い時間にしても仮眠となれば体を伸ばして寝たい。ということで今回の製品選びではオットマン収納型であることは必須であった。

※オットマンが座部の下に収納できている
●リクライニングの角度と角度を付けてストップできるか
ゲーミングチェアの殆どは160°とか180°までチェアシート(背もたれを)倒し固定できる。オットマンと共に体を真に伸ばして…ということなら180°が理想だが、ことはベッドや布団とは些か違い、水平より多少角度を付けた方が楽だという場合もある。

※リクライニングレバーと座面の高さ調節レバーは右側に集中している
●布張りか革張りか
ゲーミングチェアの表面素材にもさまざまな材質が使われているが、個人的には本革を含めてレザー張りはお勧めしない。確かに革製品は高級感があるし耐久性にも優れているが、私も以前に総革張りの椅子を使っていた時期があった。しかし座面が座ると滑るのである。
さらに長時間座っていると革は通気性が良くないからか、お尻に汗が溜まる…。ということで特に座面は布張りか滑らないメッシュ素材がお勧めだ。
●アームレスト
アームレストが無いゲーミングチェアはそれこそ無いと思うが、角度調節が出来る製品もある。しかし個人的には高さが調節できれば文句は無い。
●サイズ感
ゲーミングチェアは繰り返すが体を包み込むような形状が多い。それは座している時には大変心地よいがいざ寝てみると両腕の置き場に困る。両腕が背もたれの内側にカーブしている部位に当たり、腕を納めるスペースがほとんどないからだ。無論チェアシートを大きく倒せばアームレストが遠くなり腕は置けない。部屋が広くてスペースにも十分余裕があれば大きめの製品を選ぶのもありだろうが、今度は座面の奥行きも長くなったりして座りにくい場合もある。これはやはり標準的なサイズを選ぶのが無難なようだ。
●丈夫さ
最後にやはり数年は故障無く使い続けることかが出来るかどうかだが、こればかりは時間を経過してみないことには分からない。
以上、ゲーミングチェア選択についてのポイントを述べたが、私の様にネットで購入する場合は当該説明や解説が適切であるかどうかも正直分からないわけで、リスクは当然あるもののそんな中でも比較検討し自分が求めているものに近い製品を探し出さなければならない。
ということで今回、ゲーミングチェア選びは価格も含めてDowinxのLS-666801F(グレー&ブルー)に決めた。
本製品は布張地であることを含め、前項で検討した要素もほぼサポートしている。したがって通気性にも優れ座面にはコイルスプリングククッションも採用されている。キャスターも大変スムーズだし背もたれも最大170°まで角度調節可能だし無論オットマンも座面部位の下に収納されており、簡単に引きだして使うことが出来る。
そして座面の高さ調節は42cmから50cmまで可能だが、スペックとして身長160cmから180cmの人が快適に使える設計だというがMaxは190cmまで、そして体重は60Kgから80Kgをカバーするが最大135kgまで使用可能だとしている。
なお商品重量は21Kgだというが、組み立てる際は可能な限り二人でやるとよい。一人でも何とかなるが、支えが必要な場合も多々あり、サイズ的にも大ぶりだし何よりも重いので怪我をしないように十分注意をされたい。
一応日本語の取説がきちんと付いているので全体像を把握できれば組立も難しいところはないと思う。
そういえばウェブの説明には簡単に記してあったが、取説には一切記述もないものの、腰当てのクッションからUSBケーブルが出ており、別途モバイルバッテリーなどに繋ぐとバイブレーションしマッサージ機能として働く。これはなかなかに嬉しい機能だ。

※腰当てクッションはUSB通電すると振動しマッサージ機能が期待できる
後は現実問題としてこれからは仮眠が出来るか、長時間の使用でも快適か…などなどを検証していきたい。
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